協働とは?

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

各県や市の総合計画、環境基本計画を見てみると、「市民参加」や「協働」 という文字が前面に出てきます。

 

世古一穂 先生の、「参加と協働のデザイン」 を紐解くと、協働とは、「お互いを理解し合いながら共通の目的を達成するために協力して活動すること」「社会の課題の解決に向けて、それぞれの自覚と責任の下に、その立場や特性を認め合い、目的を共有し一定期間、積極的に連携・協力することによって、公共的な課題解決にあたること」である。としています。

 

本当にその通りだと思う。

 

今、行政・市民・事業者には共通の課題が山積しています。

 

その課題の中から、欲張らないで、重要なものから一つ一つ取り上げて、協働して解決してことがなぜできないのだろうか。

 

展示会やお祭りに参加するとか、視察や学習会に参加することも、「協働」の一種ではありますが、真の協働ではありません。

 

しまだ環境ひろばという市民団体を運営していますが、この10年間、共通な課題解決のための協働を働きかけられたことは、どこからもありません

 

市民団体の中には、課題解決のための活動に真剣に取り組んでいる団体があります。

 

一つ一つの団体の力は本当に弱い。

 

しかし、同じ課題に取り組んでいる団体が、いくつか協力し合えば強い筈だ。

 

なぜ、協力・協働し合わないのだろうか。

 

良く見ると、同じ課題を抱えている団体は、あまり仲良くない。

 

この10年間、づっと考えてきましたが、答えが得られません。

 

仕方なく、自ら他の団体に飛び込んでいます。

 

そうして、共通の課題解決に取組もうとしていますが、今一つしっくりいきません。

 

新しく飛び込んだ団体には、他の団体との協力・協働を考えている人は全くいません。

 

全ての団体のリーダになって取り組むか、団体のリーダを時間をかけて説得するか、

 

それしかないのかな。

 

思い悩む毎日です。