環境基本計画は「連携・協働型」で!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

島田市の環境基本計画が平成15年(2003年)に発令されてから今年度(2022年)は19年目、来年度は節目の20周年記念です。

 

 ■ 第一次環境基本計画(10年計画)2003年度~2012年度

 ■ 第二次環境基本計画(10年計画)2013年度~2022年度

 ■ 第三次環境基本計画(10年計画)現在策定中で2023年3月発令予定

 

しまだ環境ひろばは、これまでの基本計画策定やその実行に絡んできましたので、しまだ環境ひろば来年度は20周年です。

 

第一次環境基本計画は冒頭に、顕在化している問題を解決していく市全体の課題や方針を掲げ、それに対して市民はどう取り組むか、事業者はどう取り組むか、次に市としてそれをどう支援するかが書かれていました。

 

第二次環境基本計画は、現状の課題や方針は同じですが、先ずは市の施策が掲げられ、それに市民はどう参加するか、協力するか、努力するか等が書かれています。

 

第一次に掲げられていた、「市民と行政の協働の取組み」が、第二次ではすっかり少なくなりました。

 

毎年発行されている島田市環境報告書」は、2012年までは課題(計画)毎に、市民と行政の取組みが一緒に報告されていました。

 

2013年度より「市民と行政の協働の取組み」の報告は殆どなくなり、市民の取組みは「しまだエコ活動制度」に登録した数団体の活動のみが別枠で報告され、連携・協働性が薄れています。

 

エコ制度に登録していない団体の活動は全く報告されていません。

 

市民の主体性、自立性、連携・協働はどこに行ってしまったんだろうか。

 

 

第三次環境基本計画は現在策定中ですが、市民参加・市民の主体性はどんな風に盛り込まれるのでしょうか。

 

どんな良い計画ができても、それを市民が理解し、市民が自らやる気にならなければ意味がない。

 

第三次環境基本計画は、「連携・協働型」でなくてはならない。

 

発令までにまだ少し時間があるので充分話合いながら、成果の出るものにして行きたいものだ。