自治会と市民団体(NPO)

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

しまだ環境ひろばは、島田市環境基本計画の策定のため集められた、「市民環境百人会議」 を母体として結成された、市民環境活動団体です。

 

活動地域は、市内全域で、地域に縛られない広範囲な活動を行っています。

 

会員はそれなりに環境知識や行動に精通した人が多い。

 

ネックは、活動が広く浅くなりがちです。

 

一方で、市民環境保全活動は、地区を限定して、「自治会や町内会」 も担っています。

 

自治会や町内会の利点は、限定地域であるので、浸透が早く深い。

 

但し一般的に、環境に精通している人は少ない。人材不足である。

 

決めた施策は、実に早く、確実に浸透していく。

 

広く浅い活動の市民環境団体から見れば魅力だ。

 

過去にいくつかの自治会や町内会に、「連携・協働」 を働きかけたが、答えはお呼びでない。 間に合っているという返事。

 

全国的に、市民活動団体(NPO) と自治会の協働はうまく行っていない。

 

成功例が非常に少ない。 むしろ仲が悪いと言っても過言ではないと聞く。

 

しまだ環境ひろばは、相賀地区で、まち起こしを目的に立ち上がった、「相賀の里を良くする会」 の事務局入りをして応援しています。

 

相賀の里を良くする会は、過疎化に歯止めを掛けるため、賑わいのまちづくりを目指し、「杏子の郷づくり事業」 を中核に据えて、いろいろな活動を行っています。

 

過日の会合で、相賀の里を良くする会に対する町内会の目が冷ややかだという。

 

今、地域に押し寄せている過疎化の危機 (人口減・高齢化・後継難・耕作放棄地や空き家が物凄いスピードで増加などなど) 気が付いていないのかな。

 

相賀の里を良くする会は、そうした現象に、今ならまだ間に合うと、地元の有志と、周辺や都会の住民が立ち上がった会です。

 

小さな村に押し寄せているこの危機を、連携し協働して乗り切ることが何故出来ないのだろうか。

 

何かの機会を見つけて両者の話合いをしないと、本当に勿体ない。

 

何とか解決したいものです。