議長の素養

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

市民団体や、各種グループの代表・事務局・委員長などを担うと、議長を司ることが多くなる。

 

それぞれの団体によって議長の権限は異なるが、なるべく多数決に頼らないで、少数意見も尊重しながら、全会一致を基本にしています。

 

民主主義とは、時間もお金もかかるものです。

 

しかし、話合いの中で何とか折り合いの出来る点を見つけ出しながら、少数意見者に迫る場合がある。

 

また、たまには少数意見の方が優ると思われる時もある。

 

多数意見と少数意見を少しづつ折り合わせながら、その場で修正案を作る場合もある。

 

会議には制限時間があり、議長は時間内にまとめ上げる義務がある。

 

話合いで結論を得られない場合は、最悪2つ (多くても3つ) に案を絞り挙手で決をとる。

 

この場合、留意しなければならないことは、どちらの案にも組しない、挙手に応じない人がいることだ。

 

多数意見でもなく、小数意見でもなく、意見を言わない人だ。

 

この人を棄権と扱うか、最後まで粘り強くどちらかの案に納得させるかによって、その後の会の融和は変わってくる。

 

これまで10年くらい、その後に禍根を残すこともなく議長を務めて来ましたが、民主主義を守ることは誠に難しい。

 

昨日の、K実行委員会も苦労しました。

 

議長をやりたがらない人が増えていますが、何とかまとめ上げる気概や執念を見せれば出席者もその気になるものです。

 

そういう雰囲気をつくるのも議長の大事な役目です。

 

なるべく多くの人が議長に挑戦をして、話合いでまとめ上げる素養を身に付けてもらいたいものです。