地域の活動は本当に難しい。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

「しまだ環境ひろば 事務局」 の情報源は、いろいろな団体と関りを持って、努めて行事に参加し、人と交わって情報を得ることです。

 

次いで、市役所の中の関係部署との交流や、議会傍聴など。

 

講演会への参加、インターネットや、メール配信を良く読むこと。

 

新聞は、日本経済新聞を購読し隈なく読んでいますので政治・経済は良く分かります。

 

残念ながら社会や地方のニュースや解説は弱いので、もう一誌と思いますが、余裕も無いので我慢しています。

 

数年前から、これと思った新聞情報は切り抜いて、環境とまちづくりに大別し、その中をもう少し細分化して保存をしています。

 

大分厚いファイルが3冊にもなり、時に読み返しているのですが、環境もまちづくりも、しっかりとものにしている団体や地域は、3つの条件が揃っています。

 

  ■ 何をやりたいか、目的が実にしっかりしていること。

  ■ 熱い情熱と執念を持ったリーダがいること。リーダは、地域をこよなく愛し、人を愛し、出来ればその地域出身者が望ましいこと。

  ■ そうして、それを先導するか、支援する行政マンがいること。

 

目的のない活動や団体はないわけですが、あとの2つの条件が欠けて、活動が佳境に入った時に勢いが鈍ったり、挫折する例が非常に多い。

 

最近、島田市で活躍していた、市民活動団体の解散が実に多い。

 

高齢化や会員不足だけが原因ではない。

 

翻って、「しまだ環境ひろば」 を省みると、過去は良くやって来たが若い世代への継承に失敗して、当面は現状維持、近い将来は消滅の道を進む公算が強い。最近2名の比較的若い人が入会したので期待しているのですが。

 

「相賀の里を良くする会」は、5年目を迎え重要な局面にあるが、2つの条件が再構築できれば飛躍が期待される。

 

「大井川の水と恵みを考える会」は、どこに進むのか未だ分からない。

 

ビジネス出身者の筆者は、どうしても活動の成果を期待してしまう。環境保全活動にしても、まちづくりにしても、何かをものにしたいとの思いから会員に、周囲にそれを要求しがち。

 

目的を達成して、その喜び、達成感、満足感をみんなで分かち合いたい一心だが。

 

どれも、なかなかうまく行かない。葛藤を抱えながらの毎日である。

 

地域の活動は本当に難しい。