元日号県民だより 市民の「居場所」を読んで。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


元日 (平成31年1月1日) に、静岡県広報紙 「県民だより 1月号」 が届きました。


その最終頁 (8頁) に、 「 ”たすけあい” が自然に始まる 駅前ビル1階の居場所」 という活動が紹介されました。


NPO法人 たすけあい遠州」 代表の、稲葉ゆり子さんが先導して始めた、袋井市の市民居場所づくりの活動です。


稲葉さんの講演を何回か聞いたことがあり、袋井駅前の市民の居場所 「もうひとつの家」 も見学したことがあります。


「集めようと思うから集まらない。開けておくだけで集まってくるんです。」 という稲葉さんの感想を読んで、市民の場所づくりの真髄を見たような気がします。


島田市でも、”市民の居場所づくり” が話題になり、これまで何回も話合いが持たれましたがなかなかうまく行きません。


袋井市は、市民と行政の協働の模範だということで、7〜8年前に、行政の呼びかけで市民有志を募って、「フラット」 という市民広場と、「もうひとつの家」 を見学しました。


みんなで感心して帰り、その後袋井市を参考にして、居場所づくりを試みましたが企画は立ち消えになりました。


「フラット」 は、会議室や印刷やコピー機能を併設した市民の集会所で、市民活動の情報発信の場でもありました。


「もうひとつの家」 は、市民の喫茶や食事の場でもあり、また だべり の場の提供でした。


2つとも未だ健在なのは、押しつけ型ではなく、稲葉さんの、「開けておくだけで集まってくるんですよ。」 の言葉にヒントがありそうだ。


市民に自立、自助を求めるならば、市民に自由に利用させたらよい。


使い方は、市民の工夫次第だ。