農家泣かせの記録的長梅雨

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

梅雨明けが、各地で遅れています。

 

沖縄が6月12日頃に、鹿児島県の奄美地方が7月20日頃に、観測史上最も遅く梅雨明けしました。

 

どうやら本州の開けは、8月になりそうだ。

 

一般的には、7月の中旬には、太平洋高気圧の勢力が高まり、梅雨前線が北に押されて衰退し梅雨明けとなり、本格的な夏を迎えることとなるが、今年は梅雨前線の北上が大幅に遅れています。

 

これは、インド洋付近の海面温度の上昇に起因しているという。

 

インド洋の海面温度が高いと上昇気流が起きて、隣接するフィリピン近海の上空に流れて下降し、本来北上するはずの太平洋高気圧の北上を阻んでいるようだ。

 

異例の梅雨の長さは、本当に農家泣かせだ。

 

特に路地野菜を市場に出荷をしている農家は、種まき・苗植え・収穫など予定もつかず困窮しています。

 

もともと農家は、天気と相談しながら臨機応変に仕事を片付けて行くのだが、今年の梅雨は段取りが付かない。

 

多くの農家が、仕事のタイミングを失っています。

 

しまだ環境ひろばでは、2つの市民農園を運営していますが、多くの会員が機会を逃して悔しがっています。

 

中溝町コミュニティ農園では何とか、サツマイモ・サトイモ・スイカ・生姜・枝豆など合間にやって来た晴れ間を見つけて植付けし、あとは時期を待って収穫できそうなところまで漕ぎつけました。

 

しまだ環境ひろばでは、支援をしている「相賀の里の会」と共同して毎年大豆栽培を計画していますが、今年度はとうとう種まきのタイミングを失ってしまいました。

 

1月に予定している、「新春・手づくり味噌体験会」に使う大豆は断念、購入となりそうです。

 

豪雨災害も、記録破りの長い梅雨も地球温暖化に起因していることは疑いの余地はありませんが、このままでいくと本当に大変なことになりそうです。

 

地球を痛めつける行動(ムダ・贅沢・勿体ない)は本当にやめなければならない。