未明の突然の豪雨に思いめぐらすこと。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今朝未明、突然の豪雨に見舞われましたが短時間で収まり、結果は「めぐみの雨」になりました。

 

天気予報は晴れ、しかし静岡県の一部を雨雲が通過し、雷を伴う豪雨になりましたが、過ぎ去ったらまた暑い夏がやって来ました。

 

記録的に早い梅雨明けになり、暑い夏がやって来るかと思ったら短い梅雨のおつりが来て長雨、その後は記録的な猛暑、そんな中で北陸・東北の一部を線状降水帯という狭い範囲に豪雨をもたらす雨雲が通過し、甚大な洪水被害をもたらしました。

 

被害地域の皆様には、心からお見舞い申し上げます。

 

農家にとっては踏んだり蹴ったり、洪水に見舞われた農家を筆頭に、農作業のスケジュールを狂わされ今年は本当に農家泣かせの気候となっています。

 

しまだ環境ひろばでは、毎年1月に市民約100名に集まってもらい、「手づくり味噌の体験会」を開催していますが、その素材である大豆を東光寺の「園田農園」さんに依存していますが、その一部ですが自ら維持管理している、「御仮屋市民農園」と「中溝町コミュニティ農園」の空き区画を使って大豆栽培をしています。

 

大豆は種まきをすると3~4日で芽を出しますが、種は土の中に根を広げながら同時に種を持ち上げ双葉を開きます。

 

その双葉を「野バト」が食いちぎり、ひどい時は大豆畑全部が全滅します。

 

しまだ環境ひろばでは、植付け面積も左程ではないので今年度は「ポット播き」で行い、過日移植して元気に育ち始めました。

 

しかし、会で自分たちで作る大豆は、わかってはいますが産みの苦しみ!!

 

草刈り・耕運・草拾い・施肥・畝づくり・移植・水やり・土寄せ等々、一連の農作業が延々と続きます。専業農家の苦労が分かります。

 

その上に、気候変動という予期できない事象に見舞われながら、スケジュール調整を余儀なくされ、まさに産みの苦しみ。

 

その中で、今朝の雨のように「めぐみの雨」もあります。

 

早朝の寝床の中で、猛暑の中での水やりの苦労を思い浮かべていた矢先の雨でした。

 

それにしても最近の気候変動は異常です。

 

明らかに地球温暖化の影響であることは間違いありませんが、その対策は国により、自治体により、企業により、個人によりまちまちです。

 

私たち人間は便利さ、楽しさ、快適さを手に入れました。

 

その代償が「地球温暖化」ですが、快適さを維持しながら少なくとも、「無駄なこと」「勿体ないこと」は、すぐやめるべきではないでしょうか。

 

くらしの中にはそうしたものがいっぱいあります。

 

しまだ環境ひろばでは、原点に帰って市民の話合い(テーマ毎に7~8名の小人数のワーキングで、市民・市民グループ・事業者・行政で構成)の実施を提案しています。

 

 ※ 島田市環境基本計画では、市民・市民グループ・事業者・行政を総称して「全ての市民」と名付けています。話し合いには全ての市民の参加が条件です。

 

私たち市民は、大きなことはできません。

 

日頃のくらしの中でできる小さな省エネ・省資源行動です。

 

先ずは、普通の市民が意見を出し、実行計画として纏め「全ての市民」に提案し、一大運動化して実行して行くことです。

 

押し付けではなく、市民が自ら決めて、自ら実行していく。

 

これこそ、古くて新しい「真の連携・協働」です。