NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
レジ袋の有料化が始まって一ヶ月が経ちました。
7月1日から始まった、「レジ袋の有料化」は、多くの国民に受け入れられて、まずまずのスタートを切ったようです。
まだレジ袋の有料化実施後のレジでの有料化率やトラブルや、利用者の意識調査などの発表がないので、正式な評価は分からないが概ね好スタートを切りました。
ただ、一部以下のようなトラブルも聞こえてきます。
■ マイバックに食品を入れる不潔さ、不便さこの上ない。
■ 有料を告げると、商品を置いて行ってしまったり、一部の商品をキャンセルする客があり手間がかかる。
レジ袋を生産しているメーカからは、海洋で一年間くらいで分解するレジ袋を開発したとの報道もある。
また、今回のレジ袋の有料化は、植物由来でCO₂排出抑制につながるバイオマス素材の配合率が25%以上ならば対象としないということになっているので、このレジ袋を採用し、無料で提供している店も一部あります。
今回のレジ袋の有料化は、温暖化ガス排出削減や、海洋を漂うプラごみを如何に減らすかが最大の目的なのに、その抜け道を最初から作ったり、あとから作ったり、邪魔したり、本当に今、地球に起こっている大問題を正しく認識しているのか、大変遺憾である。
レジ袋そのものは、国内のプラごみのわずか2~3%であるが、マイバックの持参率を高めて、先ずはここからプラごみを減らして行こうというこの行動を成功させなければ何も始まらない。
昔は「ふろしき」という便利な布があって何でも工夫して包み、商品の包装は簡便なものでした。
それが今や、便利調法何もかもプラスチックで、ごみはプラスチックで溢れています。
燃やせばCO₂の排出、放置すれば海洋に流れ出てマイクロプラスチック化し魚が飲み込んで、いずれは人の口に戻ってくる!
確かに少し不便にはなるが、ここは我慢だろう。
今、地球は私たちの便利な生活で痛みつけられ、気候が変動し、世界各地で豪雨・竜巻・干ばつが起こっています。
マイバックは不潔だ、レジ袋有料化は不便だ、こういう主張をする人たちが無くなるように、国は、自治体は、市民団体はもっと分かり易く説明すべきだろう。
必ずや分かってもらえると確信します。
少し我慢をして、将来共に子供たちが安全に暮らしていける地球を取り戻そう。