9月は、「環境衛生月間」、重要課題の解決を!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

9月入りしました。 9月は「環境衛生月間」です。

 

8月号広報しまだのお知らせ版に、島田市のごみの現状」が市民に知らされました。

 

島田市のごみの窮状を訴えるもので、内容はここ数年ほぼ同じですが、唯一変っているのは、ごみの処理経費のみ、うなぎ上りの上昇です。

 

市民一人当たりのごみ処理経費は、15,269円! 物凄い金額です。

 

高齢者から赤ちゃんまでを含めた市民全員が、年間一人15,000円の税金をごみ処理に使っています。もっと他に使い道はありませんか。

 

 ■ 島田市の一人当たりのごみ排出量は、近隣3市(藤枝・焼津・掛川市)の平均と比べて1.3倍だという。

 

 ■ なぜ燃えるごみが減らないか、その理由として次の2つを上げています。

 

    ★ 雑紙の分別が徹底されていない。

    ★ 生ごみの水切りが徹底されていない。

 

ちなみに、毎年環境省が発表している、「一般廃棄物実態調査(一人一日当たりの排出量ランキング 平成29年度版 )」では、掛川市が全国2位、藤枝市が4位、焼津市が35位くらい、島田市は100位以下。

 

この差は、分別の差(資源化率の低さ)です。

 

掛川・藤枝・焼津市民は、苦労して燃えるごみ袋に入れないで、生ごみ・雑紙・プラごみを分別しているからです。

 

だから、燃えるごみの量が少ないのです。

 

各市が毎年住民アンケート調査を行っていますが、市の取組みに対し満足していることを問うと、島田市の住民は、イの一番に「ごみ・リサイクル対策」を上げ、毎年ダントツNO.1です。

 

島田市の住民は、「燃えるごみの袋」に入れれば何でも焼却できる、「楽チン」を評価しているのです。

 

ちなみに、分別を促進している市の住民は、評価は低い。

 

掛川・藤枝・焼津市ができて、なぜ島田市ができないのか。

 

生ごみの分別まではできないまでも、

 

せめて、■ 雑紙の分別 ■ 生ごみの水切り、ぐらいできないのか。

 

恥ずかしい限りだ。

 

市も何とか、雑紙の分別生ごみの水切りを市民に普及させようと必死だ。

 

こういう課題は、行政と市民がもっと協働できないものか。

 

これに真剣に取組んでいる島田市廃棄物減量等推進協議会と、自治会と、市民団体と、一般市民数人と、行政所轄課1名、総員10名くらいの小人数で集まってチエを出せば実行案がまとまる筈だ。

 

そんなに時間はかからないはずだ。

 

こういう小さくても、有意義な課題(問題)こそ、連携・協働のうってつけの議題だ。

 

連携・協働で、人もできていきます。

 

本当に実行案を作る気があればできる。

 

市民が決めた実行案を、市民が一つづつ実行し、成功事例を作り、自信を持つことが大事だ。