自治会のあり方を考える。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(10月30日 金)は、事実上の10月決算日です。

 

筆者は、しまだ環境ひろばの運営をする傍ら、島田市中溝自治会の副会長兼会計担当役員を務めていますが、10月は後期の開始月だったのでお金の出入りが多く、特に自治会費の納入が集中しました。

 

一昨年から会計システムを一変、それまでの手計算からパソコンによる自治会会計システム」に変えましたので非常に楽になりました。

 

努めて参加している「生活情報交換会」の会長さんや会員の中に、自治会の会計を担当している人が数人おり、時折意見交換会をやってきましたが、某自治会の会計システムが若干の手直しで使えることが判明し、ご厚意で無料で使わさせてもらえることになり今日に至っています。

 

生活情報交換会の会長さんや会員の広い心の賜物です。

 

筆者は、NPO同志の連携や協働は非常に大事だと思っている一人ですが、こうした連携・協働の中で、大変有効な会計システムの共有化がなされたことに、未だに感謝感動を禁じえません。

 

企業間では機密事項でも、NPO間では機密になることは殆どありません。

 

今日(10月30日 金)は、この程島田市が打ち出した自治会向けの情報通信機器整備補助制度」について、所轄課を訪問し、これの目的について打診の結果、当面は行政と自治会間のオンライン会議や、紙媒体から伝送への切り替えを考えているが、将来は自治会内のデジタル化も視野に入れているとのこと。

 

自治会は、行政の情報の伝達機能を担い、重要な役目を果たしています。

 

今、自治会の役員のなり手が無くなってきたとか、行事の稀薄化などでだんだん自治会の機能が低下しており、行政としても重要な課題になって来ています。

 

今回の「自治会向け情報通信機器の整備事業」を契機に、自治会の効率化や活動の充実化も非常に大切な課題になっています。

 

各種会議、自治会費や募金などの集金業務、回覧版、資料作成やコピーなどなど役員や組長の仕事は本当に多い。

 

東京に住んで自治会役員を務めている筆者の友人の話では、役員になり手が少ないことと相俟って、自治会行事も縮小し、自治会費は月200円を年初に一回集金し、ささやかに残っている行事に支出して終わっているとのこと。

 

田舎の自治会でも、その兆候が少しづつ出始めていますが、何とかして「効率化」と「楽しさ」を実現して、自治会の凋落傾向に歯止めをかけたいものです。

 

今日、10月の月次決算を終えて、自治会のあり方を考えてみました。