NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
昨日(11月19日 木)、今日(11月20日 金)の両日、中溝町自治会自主防災会の「防災会議」が開催されています。
コロナ禍で人数制限をするため、68の隣組を2組に分けて2日間行われています。
目的は、12月6日(日)の、「島田市地域防災訓練」の内容の徹底だ。
中溝町自主防災会の訓練は、過去は6つのブロック毎決められた場所に集り点呼を取った後、みんなで一斉に綱を持って広域避難場所に大移動し、駄弁って終わりの形骸化した訓練でしたが、最近は係別訓練に切り替えて実践訓練を綿密に実施しています。
■ 情報連絡係:トランシーバーを使っての双方向の情報のやり取り
■ 避難誘導係:避難路の点検・要介護者の把握
■ 救出救護係:怪我人移動の担架の組立・運搬や応急処置・AEDの使用訓練
■ 給食給水係:煮炊き訓練・大型浄水器運転操作訓練
■ 消火係:消防ポンプ5台を繰り出して操作、放水訓練
また、いざという時には隣組の助け合いが基本となるので、訓練のサイレンが吹鳴後、自宅の点検を行った後、隣組の集合場所に集まり、「安否確認」「出席者確認」「要支援者の確認と避難支援者確認」「その他情報交換」を行っています。
今回の防災会議は、12月6日の地域防災訓練の内容伝達が目的ですが、コロナ禍を考慮して少し縮小して次の通り実施が決まりました。
■ 公会堂に中溝町防災訓練本部を設置する。
■ 隣組の訓練(安否確認、出席者確認、要支援者確認と避難支援者の確認)はコロナ禍でもしっかり行うことを決めました。
■ トランシーバを使った、安否確認・出席者確認を行う。
■ 中高校生(約90名)の、消火訓練と防災講座(2組に分けて)交互に行う。
■ アルファ米を使って炊き出し訓練・小型浄水器の操作訓練を行う。
中溝町の訓練は、非常に実践的になってきました。
さて、コロナ禍で、3密を保つため避難所収容人数は大幅に制限を受けることになり、これまでの避難所運営の考え方を大きく変えなければならない事態に至っています。
安易に避難したり、避難を受け付けたら大変な混乱が予想されます。
従って、日頃から自助と隣組の共助を働きかけることと並行して、避難所の運営について早急に練り直す必要が出てきました。
係別の訓練は実践的になってきましたので、心配される公会堂の避難所運営訓練(間仕切り・避難者名簿・飲食料配分などなど)を行う必要性を痛感します。
担当している役員に敬意を表したい。