NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今日(8月30日 日 午前)は、総合防災訓練(中溝町自主防災会訓練)に参加しました。
中溝町では、自主防災会を組織して、5つの係別訓練に加えて8月の総合防災訓練と12月の地域防災訓練を非常に真剣に真面目に開催しています。
コロナ禍で、今日の防災訓練は、隣組内の避難誘導と情報連絡訓練のみとし、広域避難場所に集まっての総合訓練は取止め部分的訓練になりました。
自治会の3役は、自主防災会の3役(本部長・副本部長×4名)を自動的に兼務しています。
朝9:00、各住民はサイレンの吹鳴と同時に、家族の安否や家屋の状況を確認し、安全の証明である黄色旗を玄関に出して隣組の集合場所に集合。
組長・情報連絡員・避難誘導員の3名は協力して、隣組の安否や家屋の確認を行い報告書に記入し、情報連絡係員はブロック集合場所に待機するブロック長に報告書を提出。
組長は、住民に、「防災チェックリスト」を手渡して、各家庭の日頃の防災準備と心構えのチェックを指示して一般住民は解散。
ブロック長は各隣組から報告書を回収して結果を本部へ提出、本部は5つのブロックから連絡を受けて「総合報告書」を完成して自主防災会本部長に提出して本日の訓練を終了。
地震を始め、豪雨による水害や地すべりなど災害が多発している今日、防災訓練を通じていざという時の準備や行動をチェックすることは非常に重要です。
中溝町は日頃から防災訓練を非常に真面目に開催し、殆どの町民が文句も言わないで参加してくれていますが、その重要性を強く感じて参加しているものと思います。
問題は、訓練がいざという時に機能することが肝心で、これが裏切られたら失望感や信頼が薄れ、防災訓練の必要性を問われます。
役員はこれが一番心配ごとです。
隣組の安否確認、被害状況の把握、救出救護、給水・給食、情報連絡により、自治会全体の状況掌握は、時間はかかるが日頃の訓練が活きて何とかできると考えます。
問題は、広域避難場所や地域避難場所になっている公会堂における避難者の受け入れで大混乱が起こるのではないかと心配しています。
自助・自立が基本ですが、避難者をどう公平に扱うか、誘導するか(避難者名簿・間仕切り・寝具・飲食料・トイレ等々)、具体的な運営方法やルール化がなされていない。
頭の中では運営方法が分かっていても、やはり具体的な準備(名簿記入用紙・避難場所の間取り・受け入れ人数・備蓄品の在庫・配給のタイミング等々)の必要性を痛感します。
自宅に避難した人、避難場所に避難した人平等に情報の伝達も重要です。
是非、日頃の訓練を活かし、いざという時にスムーズに動く準備をしたいものです。