NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
昨日(12月4日 日 am)は、「島田市中溝町自主防災会 防災訓練2022」に参加しました。
朝9時のサイレンの吹鳴と同時に、SNSから同報無線による緊急通報メール(訓練、訓練、大規模な地震が発生しました。市民の皆さんは落ち着いて行動しましょう。これは訓練です」がけたたましく鳴りました。
中溝町自主防災会より事前に隣組回覧で訓練内容が詳しく連絡がありました。
■ サイレンの吹鳴後、各家庭毎安否の確認や火の点検後「家族全員無事を知らせる旗」を玄関に吊るした後、隣組の非難場所に集合する。
■ 避難誘導係は、隣組全戸を回って旗を確認し結果を組長に報告する。
■ 組長は安否と年代ごとの訓練参加者数を確認
■ 組長は要介護者の本人とその被介護者を確認
■ 組長は小学生参加者に「参加証」を手渡し
■ 組長は役割を担っている人(救護係・給食給水係・避難誘導係・消火係など)を同伴してブロック避難場所まで誘導、係のない人は以上で解散
この後、組長からブロック長へ、ブロック長から本部へ結果報告があり、一部の係で実地訓練が行われ、訓練は滞りなく終了したとのことです。
筆者も一昨年まで中溝町自主防災会の副本部長を4年間務めましたが、市内一斉防災訓練の他に、中溝町では係別の訓練に重点をおいて年に何度か実施してきました。
町民全体を対象にした広域避難場所に集まっての訓練は、訓練内容が緩慢になりがちであったので反省を踏まえての係別訓練です。
コロナ禍で、全体訓練はもう3年も開かれていませんが、「隣組の訓練」はもっと充実したものにしたいものです。
いざ災害が起こり、家屋の倒壊や怪我人などが発生した場合は、これまで実体験した人々の話を聞いても隣組の共助は大事だということだ。
昨日の訓練も依然として隣組の情報交換や訓練は緩慢だ。もう少し隣組の集まりに時間を取っても良い。
多くの組で組長が輪番制であり、必ずしも組を纏めきれる人材ばかりではないので、隣組の訓練に一律に期待することには無理があるが、何とかしたいものだ。
輪番制の組長の他に、訓練時や災害時のために事前に、組長を補佐する人を置くことも一つの方法だ。
隣組みには、次のような重要な確認事項と助け合い(共助)が必要であり、そのためには日頃からの情報交換や絆づくりが必要だ。
■ 要介護者と被介護者の確認と顔合わせ
■ 各係の再確認(顔合わせ・話し合い)
■ 家屋や家財の倒壊の備え、防災グッズ(食料・水・用具など)の点検と確認
■ 困っていること、不安なことなど情報交換、アドバイス、絆づくり
自主防災会の役員の皆さん、参加された住民の皆さん、ご苦労様でした。お疲れ様!