遅れている日本の電源構成!先進国と大きな差

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

菅首相が、「2050年までに温暖化ガス排出量を実質ゼロにする」と宣言以来、新聞もテレビも連日その実現の難しさを報道しています。

 

政府は、2050年時の電源構成を発表していません。

 

 <日本の電源構成>

              再エネ       火力     原子力    

 ■ 電源構成基本計画  22~24%     56    20~22%

  (2030年時点)

 ■ 2050年電源構成      <未  発  表>

 ■ 現在の電源構成    18%       76%     6%

 

<各国の現在の再エネ比率>

 ■ ドイツ        42%

 ■ 英国         39%

 ■ スペイン       38%

 ■ 中国         28%

 

  ※ 現在の日本の再エネ比率18%の半分は、大規模ダムによる水力発電であり新再エネ(太陽光・風力等)比率はまだ8~9%である。

  ※ 現在の日本の電源構成を見ると、如何に火力発電に頼っているかが一目瞭然である。

  ※ 原子力発電に対する多くの国民は「将来ゼロ」がコンセンサスになっている。

  ※ 諸外国と比べても日本の再エネ比率の低さは歴然です。

 

欧州は再エネ81~85%、原子力12~15%を想定し、「脱炭素シナリオ」を掲げているという。

 

日本も、「2050年温暖化ガス排出量実質ゼロ」を宣言した以上、火力への依存度を限りなく下げなければ宣言の実現はおぼつかない。

 

従って宣言の実現をするためには、政策転換や新技術開発など総力を挙げての取組みが必要になるという。

 

企業や行政はこれまでも頑張っています。

 

問題は一般国民、一般家庭であり、過剰サービスの見直し、無駄の削減など、社会構造の改革に及んで来ると思われ、国民の協力が必要になってきます。

 

無駄の排除、思い切った規制改革が必要です。

 

かけがえのない地球を守っていくためには我慢も必要です。