地元稲荷神社の年末清掃に参加して思うこと。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(12月13日 日 am)は早朝から、地元中溝自治会主催の「追松稲荷神社」の年末清掃に参加しました。

 

集まったのは、自治会住民有志、稲荷庵世話人及び自治会役員 総勢30人程でした。

 

コロナ禍ではありましたが、外部作業であり、3密対策は充分取れると判断の上での開催でした。

 

追松稲荷神社の由来は定かではありませんが、境内と現中溝町東公会堂(元稲荷庵)に設置されている掲示板によると、浅原才兵衛という人が屋敷の一角に伏見稲荷のお社を作り、延命地蔵尊」「二十三夜尊をお祀りしてきたという。

 

現在の追松稲荷神社と稲荷庵(現中溝町東公会堂)は、直線距離で50m位離れていますが、両方共才兵衛の屋敷内であったと思われます。

 

才兵衛の屋敷はその後、大津通りの洞源寺の所有となっていたが、中溝村民が力を合わせてこれを買い取り、村の所有とし、以来縁日には念仏を上げ盛大に供養してきたという。

 

筆者も子供の頃、縁日には境内で開催された時代劇映画や見世物小屋を見物したことを懐かしく思い出します。

 

今でも世話人の方々が、「追松稲荷神社」及び稲荷庵(現中溝町東公会堂)を守りながらご供養に努め、住民有志の協力も貰って清掃も行い、いつもきれいに維持されています。

 

憲法で信教の自由が保障されて決して強要はできませんが、こうして300有余年の歳月を住民みんなで守って来ましたのでこれからも大事にして行きたいものです。

 

稲荷庵(現在の中溝町東公会堂)の由来や、同庵の祠(ほこら)に延命地蔵尊や二十三夜尊が祀られていることは知らない住民もいますが、今日のように住民が協力して境内の清掃に出る機会を利用して、由来を理解すると共に、町民の絆づくりの機会にしたいものです。

 

今日は早朝から気持ちの良い汗を流しました。

 

境内はすっかりきれいになり、新しい年を迎えられそうです。