地元「延命地蔵尊・二十三夜尊」祭典に参加
NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
昨日(8月23日 日)は、地元中溝町「延命地蔵尊・二十三夜尊」の祭典があり参加をしました。
中溝町には、島田第二小の北側に「追松稲荷神社」が、東公会堂(元稲荷庵)には「延命地蔵尊・二十三夜尊・お庚申さん」及び公会堂近くには「秋葉神社」が祀られており、それぞれ世話人が組織化されて、それぞれの縁日には盛大に祭典が行われています。
この程、それぞれの世話人会は合併し一つの世話人会となりました。時節柄、世話人になる人がだんだん減ってきたことが起因しています。
昨日は、「延命地蔵尊・二十三夜尊」の祭典で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて来賓者もお参りも縮小して執り行われました。
儀式は、洞源寺の和尚さんをお招きして、追松稲荷神社の境内に祭壇を設けて、今から600年余前に稲荷庵や追松稲荷神社を建立したと伝えられる「浅原才兵衛」を供養すると共に、中溝町住民の健康・商売繁盛・ご多幸を祈願しました。
この日に合わせて、旧国道一号線で交通事故により命を落とした町民の供養のため設置された地蔵尊に祭壇を設けて、死者の供養と町民の「交通安全祈願」も併せてお経を上げ、お線香を手向けました。
次いで、東公会堂(元稲荷庵)に会場を移して、洞源寺和尚さんによる「延命地蔵尊・二十三夜尊」お経と参列者によるご焼香を行いました。
◆ 昔は、旧暦の23日夜には、町内のおばあさんたちがたくさん稲荷庵の二十三夜尊の前に集まって念仏が行われたことを思い出しました。念ずれば多くの罪や悩みが滅すると言われて盛大に行われたものです。
◆ 延命地蔵尊は、町内に生まれた子供を守り、その寿命を延ばすご利益があると言われています。
更に、同会場に予め供えられた「餓鬼払い壇」で、お施餓鬼(おせがき)が行われました。
◆ お施餓鬼(おせがき)とは、「生前の行いによって餓鬼道に落ちた魂を供養するもの」だそうです。
以上で祭典は滞りなく終わりました。
こうした行事が、事実上町内会行事として執り行われていることに対しては、いろいろな意見があります。
自治会3役としては気を遣う行事です。
日本人は、どの神社やお寺にも普通に参拝して手を合わせて拝むという信仰心を持っており、どの町内会にも多かれ少なかれ神社仏閣があり大切に守られています。
中溝町でも、そんな町民が多く有難いことです。
世話人がだんだん減って来て維持継承が大変ですが、若い町民にも理解を願い、これからも大事にして行きたいものです。