地元の「延命地蔵尊・二十三夜尊」祭典に参列

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(8月21日 日)は、地元中溝自治会と稲荷庵世話人会が主催した延命地蔵・二十三夜尊」の祭典に出席しました。

 

コロナ禍、出席したのは現自治会三役・元三役・世話人会の一部で、参加人数を絞っての祭典でした。

 

儀式は、島田市大津通りの洞源寺の住職をお招きして、地元の追松稲荷神社境内にて出席者全員の邪気を祓ってもらい、次いで近くの旧の国道で嘗て交通事故で命を失った児童の供養を行い、本会場の稲荷庵(東公会堂)にて、「延命地蔵尊・二十三夜尊」の祭礼とお施餓鬼を行いました。

 

地元中溝町には、「追松稲荷神社」・「秋葉神社の分社」・「延命地蔵尊」・「二十三夜尊」・「庚申さん」が祀られ、嘗てはそれぞれの世話人会が中心となり守って来ましたが、今は世話人会が一本化されて維持管理し、それぞれの祭典を行っています。

 

洞源寺の和尚さんの話では、餓鬼(がき)とは、生前に悪いことを行い地獄に落ちた魂や、生前食べ物を粗末にしたり、俗世で供養してもらえなかったりして無縁仏となってしまった霊が、地獄に落ちて鬼となってしまったもののことだそうです。

 

餓鬼は、地獄で常に飲食をすることができないため、飢えと渇きにもがき苦しんでいるため、食物や飲み物をお供え物として捧げ、この世にいる自分たちの極楽往生を願うのが施餓鬼となるということだそうです。

 

こうして昨日の祭典は3時間余りで無事終了しましたが、地元には営々として世話人を引き継いでいる人達がいて今があります。

 

宗教の自由の中で決して強要はできませんが、こうした地元に根付いた風習や教えは大事にしたいものです。

 

昨日は、気持ち良く帰宅し、家族にも邪気払いを施しました。