地元の鎮守の森「追松稲荷神社」の祭礼に参加
NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今日(3月5日 日)は、地元自治会の世話人会が維持管理している「追松稲荷神社」の例祭に出席しました。
本来の例祭日は3月11日ですが、例年直前の一番近い日曜日に開催されています。
筆者は地元自治会の役員を2期4年務めた関係で、毎年の例祭に来賓として招待されています。
退任して以来、自治会関係者と触れ合る機会が少なくなっていますので、忘れないで招待状を届けてくれて嬉しいことです。
追松稲荷神社の由来は定かではありませんが昔、浅原氏という人物がこの地域の検地役人として赴任し、いろいろと苦労しながら開拓したいう。
屋敷の一角の林の中に伏見稲荷のお社を造り、併せて延命地蔵や二十三夜尊なども祀ったという。
二代目浅原才兵衛は、所有していた土地を洞源寺に寄進し、その後地元中溝町の住民が力を合わせてこれを買上げ、村の所有としたという。
村民は、延命地蔵尊や二十三夜尊の縁日には念仏を上げ、洞源寺の住職をお迎えして盛大にお施餓鬼に務め、賑やかにご供養を為し、現在でも浅原才兵衛の遺徳を偲び供養に務めている。
今日の稲荷神社の祭礼は、昨年に続いて新型コロナウイルス感染拡大で例年の来賓を招待しての大祭は取止めて、地元関係者のみで、大井神社の宮司をお迎えして祝詞を上げ巫女舞もして、玉串を奉天して終わりました。
筆者が子供の頃は、お稲荷さんの縁日には境内に屋台や見世物小屋が並び、夜は映画会が開かれるなど、楽しい祭礼でしたが今は隔世の感があります。
稲荷神社も、二十三夜尊も、お庚申さんも、自治会世話人が長年維持管理して今日に至っています。
歴史ある「追松稲荷神社」・「延命地蔵」・「お庚申さん」・「二十三夜尊」の由来などを、住民に広くPRして、住民がみんなで楽しみ、お祝いをするような工夫をして行きたいものだ。
宗教の自由の世の中であるが、地元に息づいているこうしたしきたりや行事は、地域の絆づくりのためにも、大事にして行きたいものです。
そのためには、住民に広く情報公開し理解を深めることが大事であると感じました。