問題がつながっているのであれば、解決策もつながっている。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

しまだ環境ひろばは、第一次島田市環境基本計画の「望ましい環境像の実現」のため、自ら書いた市民の取組み(活動)を、この17年間一生懸命に実行してきました。

 

■ 望ましい環境像の実現

 

 1. 水とみどり: 豊かな水を活かし、みどりあふれるまち

 2. ごみ:市民・ 事業者・市 みんなで4Rを推進するまち

 3. エネルギー・まちと交通: ちよっくら歩こう、上手に使おう、自然エネルギーいっぱいのまち

 4. 食生活: 健康で食文化を育むまち

 5. 環境教育・情報・連携: 一人ひとりの主体的な取組みとパートナーショップのまち

 

設立当時は、環境の5分野に、5つの分科会を配して分科会同士が切磋琢磨してきました。

 

この環境5分野は、実は単独ではなくそれぞれがつながり、それぞれが循環型社会づくりの重要なミッションだったわけです。

 

分科会が切磋琢磨していた時は、情報交換を密に行い、連携していましたが分科会リーダクラスの権力闘争に発展し、設立6年目くらいに会は分裂しました。

 

結局、残された会員で5つの環境分野にそれぞれ会員を配置して、今日に至っていますが、今思うと誠に残念! 

 

5つの環境分野(分科会)は、連携していてこそ価値があったもので、バラバラでは大きな成果は出ない。

 

今、世界ではSDGs(持続可能な開発目標)が叫ばれていますが、17の目標と169のターゲットを構成して、誰ひとり取り残さないことを誓っています。

 

この目標は、しまだ環境ひろばが取り組んできた5つの環境分野の活動と、全く違和感のないものです。

 

今日(2月9日)の日経新聞朝刊 31頁 静岡版に「SDGsに不可欠な地域学習」と題して、静大地域創造教育センター准教授 山本隆太先生は、学校教育のSDGs学習の重要性を説いています。

 

学校教育でも生徒を「持続可能な社会の創り手」として育むことが学習指導要領に記されたという。

 

地域は様々な人々やモノ、自然が同じ空間の中で身を寄せ合って存在し、多くの場合に見えない形でつながる。

 

つながり=システム思考、いろいろな問題はつながっている。

 

「問題がつながっているのであれば解決策もつながっている」と先生は、環境学者のドネラ・メドウズの言葉を引用して説く。

 

5つの環境分野、5つの分科会、みんな繋がっており、循環型社会づくりに通じています。

 

学校教育で、循環型社会づくりの重要性をしっかりと説いてほしい。

 

しまだ環境ひろばの今後の活動も、改めてすべての環境活動をつなげて見て行きたい。

 

今日の日経新聞 「静岡発 私の提言」を読んで、あらゆる問題はつながっており、その解決もつながっていることを改めて強く感じました。