NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
昨日のブログで、市政の主体は市民・事業者・市であり、3者が連携・協働して進める必要があることを書きました。
連携・協働は欲張る必要はなく、各分野毎(環境・教育・防災などなど)、年間一つでも二つでも良い。
分野毎、身近で今一番解決を図らなければならないことを取り上げて、「真の協働」で具体的に、実効が上がるように、実行計画を立案しなければならない。
※ 「真の協働」とは、企画段階から各主体が同じテーブルに着いて、具体的に6W2Hを話し合いで決めることである。
これまでの経験から、真の協働の実行は非常に難しく、何でもかんでも取り上げる必要はなく、これから時間をかけて積み上げて行くものであり、焦ってやる必要はない。
これまで何かを実行する時、目標を立て、方法を考え、スローガンを作り宣言をして、鼓舞まではするが、実行が追い付かない。
従って、いつも計画倒れで成果が出ない。
なぜだろうか、をこの17年間考えて来ましたが、2つの欠点に行きつきました。
1.実行計画に、大事な「なぜ(Why)」が欠けていることが多い。
実行計画は大概の場合6W2H(誰が・いつ・どこで・何を・なぜ・どのように、誰に、いくらで)で立案されるが、「なぜ(Why)」が、抜けていたり、説明が不十分であったり、主体(誰が誰に)と資金(いくらで)が曖昧な計画が多い。
■ 人間、なぜそれをやらなければならないか、いくら鼓舞しても納得しなければ動かない!
■ 誰に(Whom)、いくらで(How much)、相手と資金計画の無い計画は計画ではない。
2.次に、人から押し付けられた計画は長続きしないし、また成功しない。
■ なぜやらなければならないか、を理解したら、次は自分(市民)で計画を立案し実行することです。
■ ここで、「真の協働」の出番です。
例えば今、島田市は「燃えるごみ」の量が高止まりして財政を圧迫しています。
対策は、
◆ 「燃えるごみ袋」に混入している「雑紙」の分別=資源化です。
◆ 「燃えるごみ袋」に入っている「生ごみ」の水切りです。
この2つは、暮らしの中で一番身近で、市民が一番知っていることです。
これができていない。
市民を年代別に総数で十数人に集まってもらい、事業者と市が同じテーブルに着いて、先ず「なぜ」を理解し、とことん具体策を話し合う。
各分野には、その分野に非常に精通している「市民活動団体」も存在し、彼らの出番でもありますが、主役は「一般市民」です。
その結果を、実行計画としてまとめ上げて、議会や自治会や市民活動団体も通して、市全体でオーソライズして行く。
市民自身が決めた、「具体的な実行計画」なら、一般市民も納得します。
とにかく、一度「真の協働」を実行してみよう。