今年の目標は、「連携・協働」

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

皆様、明けましておめでとうございます。

 

正月2日目、コロナ下で会員の皆様に会うことも叶わず、年賀状やラインやEメールを持って年初の挨拶を交わしていますが、コロナに負けずに前向きに頑張ってもらいたいものです。

 

しまだ環境ひろばは、島田市の市民環境活動団体ですが、自団体のみの活動だけでは自己満足は得られますが、成果や世の中への貢献という見地からは程遠い。

 

そういう意味から連携・協働を目指し、先ずは代表自らが他の市民団体や自治会の事務局に入り連携・協働を求めて来ました。

 

しかし、市民団体も自治会も事業者も行政も、「連携・協働」ということに理解はすれどもそれを実行に移すことは非常に慣れておらずうまく行きません。

 

NPOや協働に関する著書をたくさん残している、「世古一穂」先生も、著書「参加と協働のデザイン」の中で、連携・協働の難しさとその重要性を書いています。

 

今年は、先ずは一つで良いから連携・協働をものにして成果を上げたいものです。

 

現在関わっている各市民団体等の課題と期待は次の通りです。

 

     <しまだ環境ひろば と関わっている団体の課題>

 

 ■ しまだ環境ひろば: 代表の後継選び、活動力の再現をして環境課題への再挑戦

 ■ 相賀の里の会: 杏子の郷づくりを中心としたまちづくりの進展

 ■ 大井川の水と恵みを考える会: 会の所信の確実な実行

 ■ 生活情報交換会: 講演会の継続

 ■ 中溝自治会: 課題解決(後継者育成・ひとづくり・デジタル化などなど)

 ■ 行政(島田市環境課): 課題挑戦(ごみの減量・再エネの創出など)

 

連携・協働を理解して、応援をしてもらいたい。

 

一人の力、一団体の活動力は、粗末にはできませんがやはり小さい。

 

それが纏まれば大きな力となる。

 

例えば、今、島田市一人当たりのごみの排出量の減量に挑戦していますが高止まりしています。

                 2017年   2019年   2022年

                 (基準値)   (現状値)   (最終目標)

 ■ 一人当たり年間ごみ排出量   852g    881g    824g

 

市の、市民に対するごみの減量対策は、■ 雑紙の分別 ■ 生ごみの水切り で、「広報しまだ」や「ホームページ」でのPRです。

 

市民は、どこ吹く風で、「紙はごみ箱にポイ」「生ごみはビチャビチャで燃えるごみ袋に」、かみ合っていません。

 

800gのごみと言えば、両手一杯くらいです。

 

基準値と最終目標値の差は、たったの28gです。

 

これすらできない。

 

自分ひとりくらい良いだろう。

 

800gが毎日積み重なって、人口10万人の島田市のごみは年間30,000トンになり、15億円(一人年間15,000円)ものお金を使って焼却しているのです。

 

市民は一人の力を見や誤っていないだろうか。

 

2021年度は、みんなで連携・協働して、「ごみの減量」に取組みたいものだ。

 

年間15億円のごみ処理経費を2割節約できれば3億円、10年計画で何かやろうと思えば30億円の原資ができる。

 

市民は、一人の力を結集する効果を軽く見ているのではないか。

 

2021年度は、環境市民団体、事業者、行政を挙げて連携・協働し何とか「ごみの減量」は実現したい。

 

そのためには、企画から実行まで共通のテーブルに着いて、具体的に、着実に、行動計画を立案し実行に移さなければなりません。

 

具体的に! です。