NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今年6月に「第三次島田市環境基本計画」が発令されて2ケ月、所轄課の環境課長さんもK氏に変わりましたので、表敬訪問も兼ねて次の6項目について意見交換を申し入れました。
1.しまだ環境ひろば設立20周年記念行事についての報告とお願い
2.ごみの減量化についての今後の取り組み方
4.地球温暖化対策実行計画の市民の取り組みについて
5.しまだエコ活動制度について
6.市民の自立を重視した連携・協働のあり方
早速今朝(8月3日 木 am)、今日が都合が良いとの連絡があり訪問しました。
■ しまだ環境ひろば20周年記念行事について
しまだ環境ひろばは、「第一次島田市環境基本計画」策定のため集められた「市民100人会議」を母体として設立した会で、活動は全て環境基本計画に準じています。
今年度(令和5年度)は、しまだ環境ひろば設立20周年、同時に島田市環境基本計画も20周年、今年以降は30周年に向けてのスタートです。
しまだ環境ひろばでは、会員の減少や高齢化もあって華やかな記念行事は無理ですが、ささやかな行事を11月に実施したいと考えています。
どうやら市は記念行事は考えていないようなので、本件に対する基本的な了解と、環境基本計画書や環境報告書の展示等の協力を確認しました。
■ 次いで「ごみの減量問題」については、有料化の前にもう一度やるべきことをやってみることで意見が一致、なぜごみになっているかを一番知っているのは市民であり、ごみの種類別にごみの発生の原因と、ごみにならない方法を市民自らに考えさせる。
そうして、ごみにならない方法(分別)を市民に作ってもらい、それを実行計画化して、市民に広く徹底し成果を上げて行く。そこに市民環境団体も連携・協働していくことにする。
■ 「島田川小水力発電計画」は、水利権者とその了解を確認した上で、事業主体の探索を行うことを理解願った。
※ 島田市もしまだ環境ひろばも、事業主体にはならないことを表明しています。
■ 地球温暖化対策実行計画の市民の取り組みについて
昨今、気候変動が原因の熱波や豪雨による災害が、世界のあらゆる場所で勃発していますが、一般市民の温暖化防止意識は非常に弱い。
市も憂慮してはいるが、「ごみの減量化」と「太陽光発電の促進」くらいしかないようだが、あれもこれもと欲張る必要はないが、一般市民が温暖化防止に真剣に取り組む仕掛けを要望した。
■ 「しまだエコ活動制度」は、登録団体の活動をただ「環境報告書」に紹介しているだけで、市民に広くPRの機会もなく殆ど機能していない。
折角、活動報告がされているのであれば、市民への発表の場を作るとか、地道に活動している市民団体の個人の表彰を考えるとか、何か工夫してもらいたい。と要望し検討を頂くことになった。
■ 最後に、行政と市民団体、市民団体や事業者同志の「連携・協働」が稀薄化している問題について話合いを行った。
行政はこれまでのように何でもお膳立てをして、市民を活動に呼び込むことをやめて、相談に乗って行くやり方にシフトし始めた。
しかし、市民はそういうことに慣れていないので、最近隙間が出始めており、連携・協働が稀薄化し始めている。相互に声を掛け合う努力をすべきではないか。
最近一部市民だが、自治会や行政の活動に関わりたくない市民が増え出したのも、この辺りも影響しているのではないか。検討をお願いした。
今日は午前中の約2時間、6つの課題について有意義な意見交換ができたと思う。
殆どが継続検討課題となったが、具現化して実行に移してもらいたい。
しまだ環境ひろばの意見は、市のあらゆる仕組み(市長への手紙・パブリックコメント・アンケート・ヒヤリング・住民説明会等々)を使って提出をしています。