島田市「第3次環境基本計画」策定作業開始

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

島田市では、来年度(令和4年度)の発令を目指して、この程「第3次環境基本計画」の策定準備に取り掛かっています。

 

島田市平成15年3月(2003年)に「第1次環境基本計画(10年計画)」を、平成25年3月に「第2次環境基本計画(9年計画)」を発令しました。

 

第1次環境基本計画の策定に当たり、公募により「市民環境100人会議」が結成され、100人会議は策定の使命を終えて解散し、第一次環境基本計画に書いた市民の取組みを実行するために改めて平成15年8月に結成されたのが、「しまだ環境ひろば」です。

 

しまだ環境ひろばは、母体は市民環境100人会議ですから、発足当時は多くの会員が名を連ね、5つの分科会で精力的な活動を行って来ました。

 

平成25年3月に発令された「第2次環境基本計画」の策定時も市民が25名公募され、しまだ環境ひろばも参加しました。

 

今日まで17年間、いろいろと屈折はありましたが、今日現在以下のような活動を続けています。

 

  ■ 耕作放棄地(竹林・梅林・休耕田)を再生して、市民農園を4ヶ所維持管理しています。

  ■ 家庭ごみの減量化(生ごみの堆肥化・雑紙の分別)に取組んでいます。

  ■ 地球温暖化防止活動(省エネ・節電など)の推進

  ■ 食の安心・安全、伝統食の継承(手づくり味噌の普及など)

  ■ しまだ環境ひろば塾の開講(児童・市民環境教育)

  ■ 小水力発電の創出活動

 

しまだ環境ひろばは、第一次・第二次計画の策定に直接関り、そこに書いた市民の取組みを全方位(環境5分野)で取り組んできました。

 

今回の、「第3次環境基本計画」には図らずも、計画策定に直接に関わることが許されませんでしたが、策定のプロセスの中に、「市民団体のヒヤリング」が掲げられましたので、この段階でこの17年間の反省と総括を反映するように努力したいと念じています。

 

基本計画を如何に立派なものを作っても、市民がその気にならなければ無用の長物です。

 

そのためには、市民が主役当事者意識を持って、「自分ごと」にすることが一番肝心なところです。

 

第二次計画の反省を活かして、市民の主体性や、市民活動団体の機能と位置付けを明確にする必要があります。

 

これから1.5年をかけて「第3次環境基本計画」策定の作業が進んでいくわけですが、基本的方向付けをする段階でしっかりと話し合いたいものです。