「ノーベル物理学賞」受賞、市民活動にも励み!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日の夕刻(10月5日 火)、「真鍋淑郎 氏」ノーベル物理学賞に輝いたニュースが世界を駆け巡り、今日の新聞・テレビでも大きく報道されています。

 

 ◆ 真鍋さんのプロフィール:日本出身・米国籍・米プリンストン大学上席研究員・90歳

 

受賞理由は、大気中の二酸化炭素(CO₂)濃度が気候に与える影響を初めて数値で明らかにしたこと。言い換えれば大気中のCO₂濃度の上昇が地表の温度上昇につながることを実証した。

 

温暖化や異常気象が人為的であることを予測するモデルをつくり、そのモデルを発展させたのがICPPで、去る8月、第6次報告書で、現在の気候変動は人為的であることは「疑う余地はない」と公表し、世界を驚かせました。

 

 ◆ ICPP:国連気候変動に関する政府間パネルの略で、世界の研究者が協力して気候変動の最新研究成果をまとめて報告書を公表している。各国のエネルギー・環境政策を策定する際の重要な参考資料になっています。

 

これまでは、地球温暖化の要因をCO₂のせいだと断定ができず、公然と「温暖化はCO₂が直接的な原因ではない」と主張する科学者もいましたが、ICPPが断定してからはそれらの主張は全く影を潜めました。

 

真鍋さんの研究は、ICPPの報告書を権威付けし、温暖化の原因を名実共に科学的に証明しました。

 

しまだ環境ひろばは、小さな地域の市民環境活動団体に過ぎませんが、設立当時(2003年)からこれを信じ、小さな活動ですが地球温暖化防止対策に取り組んできました。

 

  ◆ 耕作放棄地の再生による大豆栽培・菜の花の栽培・手づくり味噌の体験会

  ◆ 竹林の樹種転換による果樹園化

  ◆ 生ごみの自家堆肥化・雑紙の分別・レジ袋の有料化などごみの減量策

  ◆ 小水力発電創出の研究・検討など再エネ創出対策

  ◆ 市民環境塾の開催による市民の環境意識の醸成 などなど

 

国・自治体・産業界レベルの地球温暖化対策は重要ですが、地域の小さな市民活動も一人ひとりがその気になって積み重ねれば大きな成果になって行きます。

 

真鍋さんのノーベル賞受賞と、ICPPの断定的報告書で、私たちの小さな地球温暖化防止活動も自信を持って進められます。

 

これからも頑張って行こう。