「2021ノーベル物理学賞」授賞式に寄せて

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

2021年のノーベル物理学賞に輝いた、日本生まれの米プリンストン大学上席研究員の「真鍋叔郎」氏が昨日、米国の授賞式で授与されました。

 

コロナ禍で今年の授賞式は、現地スエーデェンではなく在住の米国で行われた。

 

1967年、大気中の二酸化炭素(CO₂)が増えると地表の温度が上がることをコンピューター上で再現する「気候モデル」を開発し、世界で初めて示した科学者である。

 

 ※「気候モデル」とは、大気や風向き、海の表面温度や流れ、陸上の地形や植物の分布などによって、気候が変化する様子を予測する計算モデルをいう。(日経新聞 10月15日報 13頁)

 

1967年と言えばもう50年余前の話であるが、地球温暖化二酸化炭素(CO₂)のせいではないと主張する科学者も多数いましたが、気候モデルをを元にした研究が進められ実証化されて、そうした主張は影を潜めすっかりいなくなりました。

 

真鍋氏は、世界中で頻発する異常気象について、大気中の二酸化炭素(CO₂)が増え続ければ異常気象は続き、これから更に深刻化すれば「気候難民」が増えると警告しています。

 

温暖化ガスの削減を話し合った、「第26回 国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)」では、二酸化炭素(CO₂)の削減の必要性を改めて認め合い、努力していくことを約束しました。

 

しかし、排出が減っても大気中のCO₂濃度が上がる限りは、温暖化の悪影響は増え続けます。

 

そうした意味で地球温暖化防止対策は待ったなしだ。

 

できるところから直ぐ取り組むべきですが、世界はそんなに柔軟ではなく、足を引っ張る国もある。

 

それができるのは、私たち国民・市民であり、個人でできる温暖化対策はいっぱいあります。

 

◆ 食べ残さない! ◆ ごみを減量しよう! ◆ エネルギーを節約しよう! から直ぐ始めよう。