米国の巨大な竜巻報道に接して思う。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

新聞紙上には「脱炭素」再生可能エネルギーの文字が毎日のように踊っています。

 

12月10日、米国南部や中西部を襲った竜巻は、進路に当たった家屋や工場を根こそぎ巻き込み、そこに暮らしていた住民の多くが犠牲になり、未だ被害の全容が明らかにされず壊滅的惨状です。。

 

米国では年間1000個以上の竜巻が発生するが、その多くは5~6月に発生し12~2月は少なく、今回の竜巻は異常だという。

 

メキシコ湾の海水温が異常に高くなり、南からの湿った風と北からの寒気がぶっつかって激しい上昇気流が、強大な雲の塊をつくり大竜巻(スーパーセルになったようだ。

 

世界各地で起こっている過去に経験のない集中豪雨や自然発火の山火事の報に接すると、温暖化による気候変動との因果関係は深いと思える。

 

世界の研究者が協力し、気候変動について最新の研究成果を定期的に纏めて発表しているIPCC報告書」によると、高温や乾燥や強風など極端な気象が重なって起こる災害は、人間活動がもたらしたもので「疑う余地がない」と断定しています。

 

今年度(2021年)のノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎氏は、地球の気候をコンピューター上で再現する「気候モデル」を開発し、二酸化炭素(CO₂)の増加が温暖化の原因となることを世界に先駆けて示しました。

 

授賞式では、ここ数年頻発する異常気象を回避するため各国はできる対策を直ぐ取り組むべきだ。さらに深刻化すれば気象災害よる気象難民が増える」と警告しました。

 

COP26(第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議)は、温暖化防止の目標や対策が約束されて、去る11月13日に閉幕しました。

 

新聞紙上に毎日のように、脱炭素・再生可能エネルギー・電気自動車・水素など、温暖化防止のキーになる言葉が踊っているのはそのためです。

 

国・自治体・産業界は動き出しました。

 

まだその気になっていないのが、一般国民(市民)です。

 

ただ見守るだけでなく、私たち国民(市民)もすぐ始めよう。

 

ゴミを減らそう! 水を大事に使おう! エネルギーを節約しよう!などなど

 

難しいことはありません。暮らしの中には、温暖化防止対策はいっぱいあります。

 

頑張って取り組もう。