川根町笹間で奮闘するチェリーさんを見て!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨夜 午後7:30 NHKテレビ 静スぺ「静岡の山里でワタシが恋した理由」と題して、米国人「チェリー・クラーク」さんが、島田市川根町笹間に移住した奮闘記を楽しく見ました。

 

チェリーさんは、海洋学者で水産資源の研究のため今から18年前の2003年に来日、各地を飛び回る中で、島田市川根町笹間の景色や環境をすっかり気に入り移り住んだという。

 

2016年には、地元の400年前の旧家「岡村家」が後継もなく売りに出されたのを聞き、これを買い取り、以後少しづつ改装を進めて民宿を開業し、この程週末限定のカフェも開店したという。

 

今やチェリーさんは、笹間の住民400人の誰ひとり知らない人はいないくらいに溶け込み、村の鎮守のお神楽の「鬼の舞」の練習を重ねて踊り手を担うまでになり、すっかり地元のお年寄りの信頼を勝ち得るまでになっている。

 

古民家カフェで使う「炭」も、地元の炭焼きの名手の手ほどきを受けて「炭焼き」も会得し、「何でも一歩から、一歩ステップを踏めば何かが見えて来る!」とチェリーさんは言い、挑戦を続けている。

 

買い取った「岡村家」には、代々伝わっている古文書や農機具・食器など各種の道具がいっぱい存在しており、「博物館」づくりの構想を実行しつつあるという。

 

こんなチェリーさんを見て、今では住民がチェリーさんに「まちづくり」を期待して一緒に活動することを喜びとし協力しているという。

 

過疎化が進む笹間地区で、ここまで住民の信頼を得るのは本当に大変だったと思う。

 

チェリーさんの情熱と執念が実を結んだわけだが、移住の成功例、まちづくりのヒントがたくさん隠されている。

 

筆者も、6年前からよそ者として過疎化の進む島田市「O地区」のまちづくりに参加し今も継続中ですが、チェリーさんには頭が下がる。

 

チェリーさんの爪のアカでも煎じて飲みたいくらいだ。

 

時間はかかっても、最初の信念・情熱は持ちこたえて最後までやり遂げる執念が大事であることをチェリーさんは住民の先頭に立って身を挺して教えています。

 

「まちづくり」は、よく3バカ(地元のバカ・よそ者のバカ・若者のバカ)が大事と言われています。

 

チェリーさんは、よそ者の代表ですが、よく弾き飛ばされなかったと思います。

 

「O地区」の住民や、まちづくりを担っている有志は、チェリーさんの行動やその執念をどう思っているのだろうか。

 

昨日のNHKテレビを見て、感慨にふけりました。