郡上市石徹白(いとしろ)地区のまちづくりを見て

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

8月30日(土) 午後5:00 朝日テレビ スーパーチャンネル の中で、郡上市 石徹白集落 (ぐじょうし いとしろ集落) のまちづくり」 の紹介がありました。

 

かつて、1200人以上いた住民は、現在250人、110世帯まで減少。

 

典型的な過疎化、限界集落の一歩手前でした。

 

そこに、2007年から、「小水力発電所」 を建設しようという試みが始まり、これがきっかけとなって地域に活気が生まれたという。

 

石徹白地区には、先人たちが手掘りで築いた農業用水路があり、これを使って集落のほぼ全世帯が出資 (800万円) し、小水力発電所づくりが始まりました。

 

事業投資額は、2億4000万円 年間売電収入は、2400万円、売電収入は、地域の課題の実現 (耕作放棄地の再生による地域特産物の生産など) のため使われ出したという。

 

これをきっかけに、地域の農家が無肥料無農薬による野菜づくりを始めたり、女性軍が、石徹白に伝わる伝統的な野良着をベースにした服づくりをはじめて、観光客などに好評だという。

 

石徹白集落のまちづくりは、去る6月20日 しずおか未来エネルギー(株)の主催

ドキュメンタリー映画上映会 「おだやかな革命」 の中で紹介され、内容は承知していましたが、その後も順調にまちづくりが進んでいる様子を見て、改めて感心を致しました。

 

田舎のまちづくりの原点です。

 

しまだ環境ひろばが、支援している島田市の相賀地区も、もう1000人を切り、嘗ての石徹白と同じような環境にあり、過疎化に向かっています。

 

近々、相賀小学校も廃校になる憂き目です。

 

石徹白と同じように、危機感を抱いた有志が、「相賀の里を良くする会」 を立上げ、杏子の郷づくりを中核に据えてまちづくりを進めています。

 

しかし、何かが違います。

 

執念と覚悟が足りません。

 

また住民の危機感がありません。

 

ドキュメンタリー映画 「おだやかな革命」 を是非見て、まちづくりの原点にかえりたいものです。

 

石徹白集落のまちづくりを、テレビで見て、改めて感動しました。