ごみ減らしは、「クセ直し」パート3

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

ごみの減量を邪魔しているのは、暮らしの中の習慣(慣れ・クセ)だ、と思います。

 

クセを直せば、ごみは減量できます。

 

■ 勝手場のシンクの中に「三角コーナー」を置く習慣・クセ

■ シンクの中に調理した野菜の皮・根・ヘタを落とし込むクセ

 

この2つのクセは、生ごみに水が付着する最大の要因です。

 

次に野菜そのものが持つ水分です。

 

■ 野菜の80%は水分、20%が皮と実と繊維です。水が抜ければカラカラになることを知らないか、知っていて、捨てる野菜から水を抜こうとしない習慣。

 

野菜くず(皮・実・繊維)は、網袋に入れて1~2日間物干しざおに吊るせば水分は相当に抜ける。臭いは殆どなく、虫も寄って来ない。

 

水が抜ければ生ごみは良く焼ける。燃料費も少なくて済む。

 

次は「紙ごみ」を捨てるクセです。

 

■ 紙を破いたり、丸めたりして部屋のごみ箱にポイ捨てする習慣・クセ

 

このクセが、「燃えるごみ袋」に紙が混入する最大要因になっています。

 

紙は平たく伸ばして、雑紙専用箱に一時保管するだけでごみは相当に減ります。

 

さて、今日の本題。

 

■ 燃えるごみ袋の中を段ボールや新聞紙で覆い、ごみの中身を見られないようにする習慣・クセ

 

ごみの中身を見られて生活をのぞき見されたくないのが理由。

 

中が見えないように「燃えるごみ袋」をぼかしたり、色塗りを行政に提案したが、動物の死骸を入れたりする不心得者がいるので、回収時と焼却場の操作室で監視をしていることを理由に拒否されました。

 

しかしこの習慣・クセは拡大しており、実態は監視の効果は少なくなっています。

 

現在の半透明をもう少しボカシを入れて事実上見えなくして、新聞紙で覆う習慣を全廃するように再度提案したい。

 

それでも習慣が直らない場合は、勧告の上で当該集積場からのごみ収集はしない強行手段も已むお得ない。

 

なぜ、ごみは減らさなければならないか、「何故」を理解することが肝心だ。

 

人間は何故が理解できれば行動する。

 

暮らしの中で長年染みついたクセは中々直らないが、地球温暖化防止の重要性を市民に理解してもらわなければならない。

 

島田市は、「第三次環境基本計画」を策定中です。

 

ごみ減らしは「クセ直し」を掲げ、市民・市民グループ・事業者・行政を挙げて一大運動化を推進してもらいたい。