「可燃ごみの減量」は、最重要課題!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

地球温暖化防止=温暖化ガス排出量の削減=CO₂(二酸化炭素)の発生源を断つ=可燃ごみの減量は、島田市第三次環境基本計画(令和5年3月発令予定)の最重要課題です。

 

可燃ごみの減量策は行政も「広報しまだ」などの媒体を使って、①生ごみの自家堆肥化 ②生ごみの水切り ③雑紙の分別 の3大対策を懸命にPR・奨励してきましたが一向に減りません。

 

しまだ環境ひろばでも、

 

(1)生ごみの堆肥化にトライしている市民環境活動団体と協働しての話合い・勉強会・5つの生ごみの堆肥化方式の3ケ月間実験など、市民への普及活動に邁進してきました。

(2)100人会議メンバーと行政で構成した「ごみの更なる減量化推進検討会」を市役所庁内に設置し、答申結果を多数の市民の前で発表もしてきました。

 

しかし、可燃ごみは減りません。

 

島田市は溶融炉という近代的な焼却炉を持ち、何でも焼いてくれるので市民がすっかり「楽チン」になり、満足度調査では「ごみの処理・リサイクル処理」が9年連続でNO.1という有様です。

 

溶融炉の経費もうなぎ上りで、財政を圧迫し出し「ごみ処理の有料化」が取り沙汰される今日で、過日の市議会報告会でも共通議題に取り上げられるほどの課題となっています。

 

有料化は中途半端にやると、「なあんだ、それくらいのお金でやれるのならいいか」と、今でもお金で「楽チン」を買っている風潮を更に助長しかねず、一番重要な市民の環境意識の向上に結び付かない危険がある。

 

地球温暖化防止活動は、ごみの減量ばかりではない。もっと重要なことがいっぱいある。

 

市民の環境意識の向上・醸成に依存しなければならないことがたくさんあります。

 

そのためには、有料化の前にやることがまだいっぱいある。

 

有料化は最後の手段であり、それをやっても尚且つごみが減らない場合には有料化も已む無いと思います。

 

掛川市藤枝市は、可燃ごみの少なさで全国トップクラスですが、行政と自治会が協働で半強制的に進めていますが、島田市市民を信頼し、家庭内にある間の少量のごみ自発的・自主的に処理する行動改善に期待したいものだ。

 

そのためには、今までの「PR・お願い」調ではダメで、市民に真実を語り、「なぜ」を説き、市民が納得し、全家庭に普及することが最大の課題だ。

 

その努力を、市民・市民環境活動団体・事業者・行政を挙げてこれから取り組むことだ。

 

可燃ごみの減量の答えは、「ごみの種類別」の中にあり、実は毎日調理をしている市民や掃除をやっている市民が一番知っている。

 

ただ、それに気づかないでいるだけです。

 

次回以降で詳しく解説したい。