市民農園の乾燥対策、枯れた雑草を活用
NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今年の梅雨の短さは記録的、その後の猛暑も記録づくめです。
田んぼには水が入り稲の生育は順調ですが、人力に頼っている畑や農園は水やりが一苦労です。
「しまだ環境ひろば 中溝町コミュニティ農園」では、3名の市民がサツマイモ・里芋・ナス・オクラ・生姜などを栽培していますが、猛暑の中で水やりが重労働です。
水やりの回数を減らすには、土壌の乾き対策をしなければなりません。
昨日は、土の乾き対策として藁敷き(作物の根の周りに藁を敷く作業)を行いました。
しまだ環境ひろばでは、「可燃ごみの減量」に注力していますので、庭や畑で出る雑草は干して乾燥させて、藁と一緒に土壌の乾燥対策として使っています。
「可燃ごみ=燃えるごみ袋」の組成率は、生ごみが約40%、雑紙類が約30%ですが、樹木の枝・葉っぱ・雑草がバカにならない量を占めています。
雑草を燃えるごみ袋に入れれば、燃料(石炭や石油)をかけて燃やすことになります。
畑や菜園を持っている市民は、畑の一角に「雑草・葉っぱ・剪定枝」置き場を作り、時々米ぬかを混ぜてやりながら、自家製堆肥を作って土壌にすき込むことを是非行ってもらいたい。
「しまだ環境ひろば 中溝町コミュニティ農園」では、雑草は枯らして土の乾燥対策に、葉っぱや剪定枝は腐らせて堆肥代わりに使い出しました。
島田市相賀地区の有志が、先ずは造園業など事業者が焼却センターに持ち込む雑草や剪定枝などを、堆肥にすることを研究・検討していると聞く。
近い将来、家庭から出る雑草・葉っぱ・剪定枝もそこに集めて堆肥にしてもらいたい。
島田市は、「ゼロカーボンシティ宣言」をしました。
島田市は可燃ごみの排出量が高止まりし、近隣市町と比べ1.3倍となっており、焼却センター(溶融炉)の経費は財政を圧迫し始めました。
可燃ごみの減量をして、二酸化炭素(CO₂)の発生源を断つ!に懸命に取り組んでもらいたい。
しまだ環境ひろばは、「可燃ごみの減量」に最大支援をして行きたい。