島田市議会9月本会議・一般質問始まる。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(9月8日 木)から、島田市議会9月本会議・一般質問」が始まりました。

 

リニア中央新幹線静岡工区の工事について」質問に登壇したM議員の質問をオンラインで視聴すべくパソコンを立ち上げましたが、予定時間が繰り上がっており聴くことができませんでした。残念!

 

  ※ 質問予定時間は最低前後30分は余裕を持って臨む必要があります。

 

後日、議事録かビデオ配信で確認をしますが、しまだ環境ひろばは、島田市環境保全を目的に活動している市民団体ですので、市議会の環境問題への取組みには最大関心を持ってこれまで努めて傍聴をして来ました。

 

筆者は、リニア問題は、去る7月16日に島田市主催、講師は静岡県くらし環境部を招いて開催した大井川水系の水資源の保全に係る講演会」で詳しく聞いています。

 

当日の講演会の結論は、

 

 ■ 静岡県はリニアの必要性については賛同している。

 ■ その上で、現地南アルプスの特殊性(生態系・水)を考慮して事業の実施前環境影響評価を実施してほしいとJR東海に要望している。

 ■ このため静岡県JR東海対話を進めているとのことでした。

 

参議院選挙で知事があれほど明確に「リニア反対!反対!」を叫んでいたのに、実はリニアには賛同、その上で県民が安心できるレベルの環境影響調査の実施を要求しているとのことだ。

 

筆者は、去る11月19日 生活情報交換会主催 静岡県出前講座リニア中央新幹線建設の環境影響に係る県とJR東海の対話の状況」でも、同じ内容の静岡県の方針を聴きました。

 

しかしその後、国からもJR東海からも見解らしきものは出て来るが、確信の持てる環境影響調査結果が出て来ません。

 

果して、確信が持てるレベルの環境影響調査結果は出て来るのか。

 

そういう中で、早期全線整備を目指すリニア中央新幹線建設促進期成同盟会静岡県嘆願して入会をやっとで認められるという、県民には非常に分かりずらい状況になっています。

 

真実は良く分からないが、どうやら本件は専門家から環境影響調査なるものが出て来て、政治家が決断する方向のように見えます。

 

現在、環境影響調査結果を時間や手続きをかけて待っているようだ。

 

新型コロナウイルスの感染に関する専門家の判断をベースにして、政治家が決断して来たケースに類似する。

 

やって見なければ分からない分野があって、どんな結果が出るか誰も分からない。

 

今日のM議員の質問に対する市の回答はどうなったか分かりません(後日確認)が、これまでの言動から判断をして、島田市も専門家から確信の持てる環境影響調査結果を得て、市民が納得をする対策をしっかり打って事を進めるという現実論に傾いてきたように感じます。

 

みんな、それぞれの思いが曖昧ですが、そろそろ明確にすべき時期に来ているのではないか。

 

いつまでも曖昧では済まされない。