「リニア中央新幹線」問題に思う。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(10月7日 金)、島田市の染谷市長は、リニア工事をめぐる国の有識者会議に出席し、「住民は大井川の水が本当に減らないのか、生態系に影響はないのかを不安に思っている。不安を払拭する分かりやすい説明がほしい」と訴えました。

 

県知事は、選挙応援演説の中とは言えあれほど明快に「反対 反対」と叫んでいながら、講演会などでは、静岡県中央新幹線整備事業の必要性については賛同しています」その上で「事業の実施前に県民が安心できるレベルの環境影響評価を実施してほしい」と繰り返し言っています。

 

事業そのものには「賛成」だが、その前に環境影響調査で評価し、影響が出る場合は最小限に止める対策を、県民、市民にしっかりと説明して欲しいというもの。

 

静岡県は、計画を押し進めるために結成されたリニア中央新幹線建設期成同盟」に、お願い申して入会をさせてもらいこの程入会を果たしました。

 

静岡県は、いずれの行動も見解も矛盾はない、と言っています。

 

中央新幹線建設そのものへの反対はもう昔のことか。影響が出てもそれを最小限に止める対策が出てくれば、それで工事着工ということか。

 

しかし、地質や生態系に詳しい専門家の見解は割れており、どちらかに軍配を上げる状況にはなく、多かれ少なかれ出て来る影響を最小限に止める対策をどう打つか。

 

当問題は、その領域まで来たということか。静岡県リニア中央新幹線建設に係る見解や姿勢が県民・市民に非常に分かりずらい。

 

去る9月30日で終了した島田市議会」で何人かの議員が質問に立ったが、質問する側もされる側も歯切れが悪く、根本的なことが曖昧になっています。

 

調査結果やそれに基づく評価は可能だが、人の手が全く入っていないあの南アルプス神秘な環境にトンネルを掘ることの影響を是とする見解を出す科学者が果たしているだろうか。

 

最後は政治的決着をせざるを得ない所まで来ているのに、それを誰も言わずに、誰かが言い出すのを待っているのか、もしくは世論が「そいうことなら仕方ないね」と消極的賛成へなびくことを待っているのか。

 

しまだ環境ひろばは、島田市環境保全活動を展開している小さな市民団体ですが、水や生態系を脅かす本問題は一大関心事で、基本的に南アルプスルートには反対ですが、政治とは距離を置いています。

 

しかし、もう決着の時期だと思う。