島田市議会9月本会議・一般質問2日目

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(9月9日 金)は、昨日に引き続いて2名の議員が、リニア中央新幹線静岡工区のトンネル工事」について市の見解を質しましたのでオンライン視聴しました。

 

以下、しまだ環境ひろばに関係する環境問題に絞って今日の質疑を記述しました。

 

先ずS議員の質問は2つで、一つ目は静岡県知事は、現行ルートで推進するためのリニア期成同盟会に加入したが、その真意がくみ取れないと疑問を呈したが市の回答はありませんでした。

 

JR東海は8月13日から県民などの意見募集のために「大井川の水を守るために」という冊子を配布した。その冊子の評価を質問したが、市は広く県民の意見を聞こうとする姿勢は評価するが、内容は難しすぎて県民は理解できないと酷評しました。

 

2つ目は、市はどのような方策でも水質源が担保されれば、流域の暮らしは守れると発言しているが、本当に田代ダムの水だけ増えれば、大丈夫だと 思うのかとの質問に対し市はそういうことは全く考えていないときっぱりと否定し、水の問題は量とか水質とか複雑であることを改めて言明し、田代ダムの水利権の問題も簡単にはいかないだろうと指摘しました。

 

次にA議員は農業など幅広く多岐に渡った質問をしましたが、環境問題は次の通り。

 

 ■ リニアのトンネル工事について市は、島田市静岡県同様反対はしていない。但し水資源・自然環境・残土処理等多岐に渡っているのでしっかり対処をしたいと回答しました。

 ■ 次に、一般家庭ごみ処理の有料化について議論していくとのことだが、有料化の前に市はやることをやって来たか、と質しました。

 

これに対し市は、有料化はごみの減量の有力な手段の一つだが、市民の環境意識の向上を図りながら、ごみが自然体で減るように進めて行きたいと、これまでの自己評価は避けて回答しました。残念!

 

有料化の前にやらなければならないことがいっぱいある!


 次に、電力の地産地消として、マイクロ水力発電導入の計画を質しました。市は事業主体になることは考えていないが、事業主体が現れれば積極的に支援をして行きたいと回答しました。

 

ごみの減量問題も、小水力発電の創出問題も、現在策定中の「第3次 島田市環境基本計画」の重要な課題であり、これから市民・事業者・議会・行政が連携・協働してしっかり取り組んで行きたいものだ。