選挙後初「島田市6月市議会定例会」を傍聴

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(6月25日 金 pm)は、去る5月、島田市長・市議会議員選挙が終わり初めての、「令和3年度島田市議会 6月定例会」を傍聴しました。

 

議場入り口で、「一般質問通告一覧」をもらい自由席に着き、質問内容をざっと見ましたが、今話題となっている重要事項が取り上げられていないことにやや失望を感じました。

 

 ■ コロナ禍におけるワクチン接種の予約に於いて、通信機器に精通している高齢者とそうでない高齢者に格差が発生しており、どう格差を是正していくか。

 ■ 政府は「プラスチック資源循環促進法」を可決・成立させた。石炭や石油など化石燃料とプラスチックを補燃材としてごみを焼却している自治の将来はどうなるのか、等々。

 

さて、今日の午後の質問トップバッターはS・M議員で、リニア中央新幹線工事について市長の考えを質しました。

 

去る6月20日の「静岡県知事選挙」は、現役と新人の真向勝負でしたが、リニア問題は最大の争点で、大井川流域8市2町の首長の支持は大きく割れましたが、選挙が終わり島田市長の考えはどうか?

 

これに対して染谷市長はこれまで通り、市民の生きるための大切な水を守ることにいささかの迷いはない、と答弁しました。

 

次いでM議員は「空き家等対策の進捗状況」を質しましたが、市もいろいろとやっていることは理解したが、もっと市民に知らしめて、これからも効果的手段を打って進めてもらいたいと要請しました。

 

午後の2番バッターは、C・M議員の質問でした。

 

国は2050年までに温暖化ガス排出量を実質ゼロにすると表明し、全国の自治体に同調を呼び掛けました。これを受けて県は本年2月に、島田市は本年3月30日に県内10番目に「ゼロカーボンシティ」を表明しました。今後島田市はどのように宣言を具体化して行くかを質しました。

 

これに対して市長は、「第3次環境基本計画」及び地球温暖化対策実行計画」の策定に取り掛かるのでこの中で具体策を織り込んでいくと回答しました。

 

同議員はこの他、再生可能エネルギーの推進施策や、再エネの茶畑利用有機農法の有効性新市庁舎での再エネ対策を質しました。

 

今日は議員2名の質疑応答を傍聴して議場を後にしましたが、鋭く切り込んだ項目と、準備不足や調査不足を感じさせる項目がありました。

 

また行政側にも計画遅れの部分もありました。

 

願わくば、是非互いに言いぱなしにならないように、質問した項目は信念を持って実現まで漕ぎつけてもらいたい。

 

しまだ環境ひろばは、環境問題なら協力を惜しまない。

 

対立からは何も生まれないことは分かっているので、連携・協働を押し進めて成果を上げて、みんな(市民・事業者・議会・行政)で達成の喜び、満足感を味わいたいものです。