中高年のインターネット活用の裏に孤立化

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(9月12日 月)は、午後から島田市議会傍聴、夜は生活情報交換会幹事団ZOOM会議が予定されています。

 

筆者が所属している「しまだ環境ひろば」「相賀の里の会」「生活情報交換会」も、会員との「報告・連絡・相談」は、パソコンメールかLINEで交信しています。

 

市議会傍聴は、筆者が所属している相賀の里の会の会員で市議会議員でもあるSさんから、スマホのLINEで連絡があり傍聴するものです。

 

生活情報交換会幹事団ZOOM会議は、今回は筆者がホストになり、昨日招待メールを打電し、今夕開催するものです。

 

「しまだ環境ひろば」も「相賀の里の会」も「生活情報交換会」も、漸く情報が繋がって来ましたがまだまだです。

 

折角ネットワークができたのに、参加しない人がいたり、返信をしない人がいて、一回で完結しないことです。

 

筆者は、他にも元会社のOB会や出身校の同窓会等いくつかの幹事をやっていますが、ネットワークシステムに参加しない人や操作をしない人がいて困っていましたが、問題はもっと深刻なようです。

 

単なる手間の問題だけなら良いのですが、孤立化引き籠り自殺の多発に結び付いていたら問題です。

 

去る8月2日の日経新聞朝刊 26頁に、「コミュニケーション不全の時代 中高年男性の孤立注視を」と題して、東京大学教授 本田由紀さんの寄稿論文が掲載され、中高年男性の孤立化・疎外感などの問題を鋭く指摘しています。

 

論文のポイントは次の3つ。

 

 ■ 日本の中高年男性の友人の少なさが突出

    日本の中高年男性は世界と比べて極端に同性・異性の友達が少ないという。

 ■ 社会関係の乏しさは排外主義につながる

    インターネットの発達などによりコミュニケーションツールが豊富になったのとは裏腹に、ネット内での炎上や対立が日常化し、人々の間の分断が進み社会の質を確実に損ねていく。

 ■ 旧来の男性優位の価値観からの脱却が鍵

    ひとに弱音を吐かずに頑張る中高年、「男らしさ」から抜け出し、胸襟を開いて助けを求める友人をつくることが鍵だと指摘しています。

 

インターネットの活用でコミュニケーションを高め、幹事の手間を省くのも大事なことですが、その奥にある入って来れない人の「孤立化」・「排外主義」などの問題を一つづつ解きほぐしていくことの大事さと難しさを感じている今日この頃です。

 

ZOOM会議も今日で8回目か、漸く板について来ました。

 

何でも相談できる仲間です。