静岡市の再開発「恩田原・片山地区」の見学

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(10月25日 火 pm)は、生活情報交換会幹事会に参加し、静岡市の再開発「恩田原・片山地区整備事業」を見学しました。

 

※ 生活情報交換会は、同地区に隣接する某企業を退職した数人が、第二の人生を有意義に過ごそうと、お互いに知り得た情報を交換したり、有識者の良い話を聞こう(講演会)と立ち上げた会で、会員は数十人へ、毎月一回開催してきた講演会も次回は142回となります。

 

昨日の見学は、元会社に隣接している「恩田原・片山・富士見地区」が大きく変貌しているので見てみないか、と幹事のKさんからの提案があり実現したものです。

 

生活情報交換会では、講演会以外に幹事の発案で「防災センターの見学」とか、「地球環境史ミュージアムの見学」とか、里山でのこんにゃくづくり体験」等を実施してきましたが、昨日もその一環です。

 

昨日はKさんが先導して、再開発された広大な地域を2時間に渡って見学しましたが、周りは物流拠点(倉庫)ばかりでいささか幻滅を感じました。

 

筆者が元会社に入社した昭和37年(1962年)頃、隣接する恩田原・片山地区は、東名高速道路まで全く遮る建物もなくすべて田んぼでしたが、今日見た光景は殺風景な倉庫群でした。

 

インターネットを開いて再開発計画を見ると、確かに「物流拠点を中心とした工業団地の整備事業」と書いてありますが、例えば環境・医療・ハイテクなど今脚光を浴びている付加価値の高い事業を担っている企業誘致はできなかったのか。

 

東名高速道路日本平久能山スマートインターチェンジが開設されて、物流の利便性は上がったが、倉庫ばかりでは落ちるお金は知れている。

 

これでは減り続けている人口増対策にも全くならない。

 

倉庫群に隣接している富士見地区にも足を延ばしましたが、大手家電店が軒を連ねて進出していましたが、観客は少なく閑散としていました。果たして商売になっているのか。

 

昨日は再開発地域を2時間歩いて歩数計で10,000歩、良い運動にはなりましたが、再開発の悪い見本を見たような感じでした。

 

ただ、最後にパチンコ店の屋上からみた富士山は一夜にして美しい雪を被り壮観でした。

 

先導してくれたKさん、最後に絶景をプレゼントしてくれてありがとう。