「ごみの減量問題」で議員さんと交流

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(10月27日 木 pm)は、島田市議会の議員さん数人と交流しました。

 

去る5月21日に開催された「市議会報告会・市民との意見交換会で、「ごみの減量問題」が共通課題として掲げられ、約一時間、提案や質疑がなされましたが、とても結論が出るような環境ではなく、議会では「総務・生活分科会」が引き続いて検討をして行くとしてひとまず終了しました。

 

島田市では水面下で「ごみの有料化」が検討されていますが、筆者は時期早々、もう一度原点に帰ってごみの減量に取り組んで、それでもだめなら有料化も已む無しと思っています。

 

島田市の現状は、ごみの量が近隣市町と比べて1.3倍、ごみ処理経費はダントツに高い。

 

それでも市民は、行政で一番評価される仕事を「ごみ・リサイクル対策」を選び、10年連続圧倒的第一位、市民は楽チンをお金で買っています。

 

行政が、「雑紙も資源だ」、「生ごみは水を切って」といくら叫んでも、ごみは一向に減りません。

 

ごみが減らない理由は、市民の環境意識の低下もありますが、日頃のくらしの習慣(クセ)として定着してしまっているのだから、これを変えるのは並大抵ではない。

 

しかし、行動を変えないとごみは減らない。

 

生ごみを手で振るっても水は取れるわけではない。網袋に入れて軒先に1日~2日吊るして置けば水分は半分位抜ける(実験結果による)

 

野菜くずを軒先に吊るしても臭いは無いし、虫も寄って来ない。(実験結果による)

 

肉や魚のくずは対象外で、できるだけ水を切って使用済のラップに包んで燃えるごみ袋に入れて排出するしかない。

 

昨日は出なかったが、多くの家庭には部屋別に「ごみ箱」が置いてあり、紙くずは無造作にくしゃくしゃと丸めて家族全員が捨てる習慣(クセ)になっています。

 

「ごみ箱」に入った紙類は、100%「燃えるごみ袋」に入れられて「市のごみ収集車」で回収されて焼却されます。

 

このクセを無くすため、家庭の一番便利な場所に「雑紙専用箱」を置き、紙は平たく伸ばして箱に入れ、雑紙排出日に紙ひもで括って排出指定場所に出せば資源となる。

 

細かい紙は雑紙専用箱に、「大きめの使用済封筒」を入れて置けば散らからないで済む。

 

こうした悪い習慣(クセ)を、ごみの種類毎に直して行けばごみは確実に減る!

 

これまでは、余りにも抽象的過ぎました。

 

抽象的では、市民は何をやったら良いか分かりません。

 

昨日は、議員の皆さんと一時間の交流の中で、これらを伝えることができました。

 

既に分かっている議員さんはおられますが、家庭のごみを減らすには地道に悪いクセを良いクセに直していくしかないのです。

 

是非、一緒にやりたいものです。