雑紙が「燃えるごみ袋」に30%も混入は異常!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

一般家庭における可燃ごみ(燃えるごみ袋に入れているごみ)の、種類別組成率は、公表している自治体とそうでない自治体がありますが、大体次のようになっています。(分別回収ルールによって大きく違いますが)

 

 ■ 生ごみ 35%

 ■ 雑紙類 30%弱

 ■ ブニール・プラスチック・その他 30%

 ■ 資源ごみ 5%

 

可燃ごみをどう分別回収して資源化し、焼却センターで燃やすごみを如何に減らすかは、自治体の大きな課題です。

 

政府は去る6月、「プラスチック資源循環促進法案」を成立させて、2022年から事業者にはプラスチックの削減を、自治体にはこれまで燃えるごみとして回収していたプラスチックの分別回収を、一般家庭には分別の協力の義務付けをします。

 

従ってプラスチックの可燃ごみは、2022年以降は大きく減少していきます。

 

「使用済の紙おむつ」の分別回収と再生が、メーカーが主体になり開始されました。非常に期待されます。

 

問題は、燃えるごみ袋の30%位を占める雑紙(紙おむつ・使用済鼻紙・写真等を除く)です。

 

多くの一般家庭では、部屋別に置いてあるごみ箱に無造作に雑紙がポイ捨てられ、燃えるごみ袋に移されて市の焼却センターで焼却されています。

 

先ずは、ごみ箱に無造作にポイ捨てする「悪しきクセ」をやめなければならない。

 

雑紙専用箱を家のどこか一カ所に設置し、その箱に入れるクセをつけることが肝心!

 

筆者宅では、市の環境課長が、試しに使って見てくれと譲渡して頂いた国勢調査員が使った丈夫な青い手提げ布袋」をもう5年も使っているが、非常に使い勝手が良い。

 

 ※ 国勢調査員が使った布袋は、環境課の課員が工夫して雑紙入れに改造したもの。

 

後は、月二回、雑紙の集積場に排出するだけだ。

 

この方法を島田市の全家庭に徹底することを、普通の市民の代表が考え企画し、それを市民全員に徹底することだ。

 

市民に自ら実行してもらうことが肝心!

 

雑紙は、資源だ! これの徹底だ!

 

雑紙を多く集めた自治会には、活動費の還元や、集積場への雑紙排出の頻度の拡大なども課題だ。

 

とにかく、分別すれば資源となる雑紙が、燃えるごみ袋に30%も混入している現状は異常なことだ。

 

何とか、打開したい。