当たり前の日常を守る、ゴミ収集のプロ

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

4日前の12月1日(火)の夜10:30 NHKテレビ番組 プロフェッショナル「人知れず、街を駆けるゴミ収集のプロに密着 当たり前の日常を守る」を見た。

 

番組は、事業者が排出する一般ごみを収集する一人の作業者に4日間密着して、深夜から早朝までの回収作業の実態を追うドキュメンタリーでした。

 

一日200ヶ所、収集トラックの乗り降り回数何と400回、3トンのごみを回収して焼却センターへ。

 

ビン・カン交じりのごみは分別し、散乱したごみは手で拾い集め、「逃げず、見捨てず」をモットーにしているという。

 

ビン・カンや資源ごみ交じりのごみを排出している事業者には、仕事が終了後訪問し分別指導をしているというから、これぞプロ!、俺の流儀だと言うから恐れ入る!

 

こうしたごみ収集のプロがいるから、私たち一般人はいつもきれいで清潔な街で過ごしていられるのだ。

 

縁の下で働くこうした方々の努力を忘れてはならない。

 

翻って、地元島田市中溝町にも一人、町内の衛生委員長を長年務め、ごみの排出の指導に当たっているKさんがいる。

 

島田市は、溶融炉という殆ど何でも焼却できる近代的焼却設備を擁している為、燃えるごみとそうでないごみの分別は緩やかであるが、分別のルールはある。

 

Kさんは町内の排出場所を毎週二回隈なく回って、ルールを守らない家庭や人には厳しく指導してくれています。

 

島田市に於ける燃えるごみ袋に混入している資源ごみの量は、10%強で減っていません。

 

別な調査で、燃えるごみ袋の組成率は、生ごみが35%、雑紙30%弱、その他プラ・ビニ・木や草など30%位、その他の資源ごみ5~8%。

 

勿体ない話だ。みすみす資源を灰にしている。

 

島田市では毎年、市民の満足度調査(行政のやっている仕事の中で何に一番満足していますか?)を行っていますが、「ごみ処理」が毎年ダントツでNO.1です。

 

隣の藤枝市の様に、ビン・缶はもとより、生ごみ・紙・プラスチックまで市民に厳しく分別を強要している市と違って、島田市燃えるごみのルールは穏やかで楽なことが高評価につながっていると思えます。

 

日夜、ごみ回収で頑張っている人、排出ルールの徹底にボランティアで指導に当たっている人がいる!

 

生ごみ」までとは言わないが、せめて(使用済のコピー紙・封筒・ハガキなど雑紙)やプラスチックくらいはしっかり分別すべきだ。

 

そうしなければ、ごみ回収で頑張っている人達や、ボランティアでごみの排出ルールの指導に当たっている人達に申し訳ない。

 

今すぐからでも実行しよう。 燃えるごみ袋に資源ごみを混入させないことを!