NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今日(12月25日 日 pm)は、23日から3日間、島田市博物館で開催されている「令和の頼朝像の展示会」を見学しました。
去る12月18日(日)、視聴率が非常に高かったNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が終わったばかりの間もない展示会で、しかも3日間無料と言う配慮で、会場は大変盛況でした。
令和の頼朝像の製作は、平成24年9月2日に島田市千葉山智満寺にある「千葉の10本杉」の中の「頼朝杉」の倒木に端を発する。
智満寺では、倒木した頼朝杉から先ずは「弥勒菩薩像」を制作したが、その後残りの杉材を使っての「頼朝公像製作プロジェクト」が発足し、その奉納場所も「鎌倉・鶴岡八幡宮」と見込みが立ち、制作が着手されたという。
製作は仏師の「江里康慧」さん、頼朝の肖像画は社会科の教科書に載っている精悍で凛としたお顔の神護寺の肖像画が一般的ですが、近年ではその肖像画は別人の説が有力で江里さんは相当に悩んだ末、諸説を複合しながら威厳ある像を作り上げたという。
装束は、宮内庁での儀式装束にも携わる装束師の「黒田幸也」さん、お厨子は、截金師(きりがねし)の「江里朋子」さんでした。
島田市博物館の2Fフロアーの全面を使って、頼朝像を中心にした展示がなされ、見応えがある展示会でした。
島田市民にとっては、千葉山と智満寺は裏庭のように親しみ深く、小学生時代は遠足の定番のような存在でした。
そこにある、「千葉の10本杉」その中の「頼朝杉」はシンボルで、倒木した時には深い悲しみでした。
その頼朝杉が、「弥勒菩薩像」と「頼朝公像」として再現されたことは本当に感慨深く嬉しい限りです。
この後、頼朝公像は「鶴岡八幡宮」に奉納されると聞いて、鶴岡八幡宮は何回もお参りしていますが、また近くなったような気持ちです。
次の機会には、「頼朝公像」を探してみよう。