”河津桜が満開” のニュースに接して思うこと。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日は3月1日水曜日、新年が始まって早や60日目、伊豆の河津町では河津桜が見ごろを迎えているようだ。

 

島田市でも各地の河辺(大津谷川・栃山川・相賀谷川など)にちらほら点在している河津桜が満開を迎えています。

 

もう25日余りで桜の主役ソメイヨシノの季節となりますが、梅や桜の並木は先人の誰かが将来を夢見て植えたもので、心から先人に感謝したいものです。

 

しかし気になるのが、桜の老木化です。

 

自治会や市民活動団体がしっかりしている地域はそれに気付いて、毎年少しづつ老木の横に苗を植えて代替えを図っていますが、そうでない地域は気が付いた時は既に時遅しだ。

 

桜の木は一般的な樹齢は60年と言われ、30~40年頃樹形が整い美しさのピークを迎えるので、老いて来たなと思った時は新苗の植え時と思わなければならないし、そうして植樹したら定期的な手入れが必要となる。

 

人口減・少子高齢化で税収も減り、自治体も桜並木の保存に手が回らなくなる。

 

昨日も散歩で中央公園に立ち寄り、植えて2~3年の数本の「帯桜」の一部が、誰かが持ち去ったのか、枯れたのか無くなっていました。

 

帯桜は、島田市役所の横に早咲きの桜として市民に慕われ、親木の枝で作った苗を市内の公園に移植して増やしていますが大事にしたいものです。

 

しまだ環境ひろばでは、「伊太八幡宮西 市民農園に、枝垂れ桜で知られる「江戸彼岸」という品種の桜を植えて大事に育てています。

 

苗を植えてから10年、漸く樹形が整って来ましたが、まだまだ美しい花が垂れ下がるには時間がかかります。

 

「江戸彼岸」は、大きく樹形を広げるので一本桜に向いています。

 

会員の平均年齢は75歳を越え、一本桜が大きく育って美しく咲くころはもうこの世にはいないでしょうが、若い人たちに楽しんでもらいたいものです。

 

この場所に昔、しまだ環境ひろばという高齢の市民環境活動団体がいたことを思い出して!