市民活動団体主催のイベントが激減!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

島田市に於ける市民活動団体主催の各種イベントや、参加団体が激減しています。

 

昔(10年程前)は、イベントを企画して一般市民の参加者の公募をするのに、広報課を訪問して広報しまだの掲示板」に開催案内の掲載を依頼しても、スペースが無く溢れてしまい掲載不可になるくらい、市民活動団体の企画行事が多かった。

 

それがどうしたことでしょう。

 

最近の広報しまだの「掲示板」には、市民活動団体の企画イベント案内は全く見当たらなくなりました。

 

この傾向は10年前程から始まり、筆者は「しまだ環境ひろばの日記」で、市民活動団体主催の激減を警告してきました。

 

一方、広報しまだの行政欄や、スマホのLINE(ライン)で島田市を開くと行政各課が企画したイベント案内がビッシリ掲載されています。

 

これだけ行政主導のイベント(お祭り・市場・展示会・勉強会・見学会等々)が多ければ、市民活動団体の出る幕がありません。

 

いつの間にか、島田市民は自ら企画・実行することなく、行政主導のイベントに参加する「指示待ち市民」「参加型市民」になっています。

 

イベントだけではなく、ごみは燃えるごみ袋に入れれば何でも回収して燃やしてくれるし、子供たちの教育、高齢者の福祉・介護・医療もまずまず手厚い。

 

これでは市民自ら企画する必要もない。

 

こうした傾向に行政も気が付き、市民団体と市のかかわり方は、従来の「市がイベントを企画・運営し参加者を募る」かたちから、「市民団体が自らが行いたいイベントを企画し・運営し、市がそれをサポートする」方向へ変容しているという。

 

市としては、市民団体が自ら企画・運営するイベントへの支援を積極的に行い、協働のまちづくりを推進していきたいという。

 

果して市民(市民団体)主催のイベントが、このような状態の中から出てくるだろうか。

 

とうとう、伝統ある島田市・くらし・消費・環境展」も、市民団体の出展数の激減や市民自らの企画・運営が見込めないので、今年度を持って中止するとの通知を受け取りました。

 

くらし・消費・環境展と言えば、今、最も注目されているSDGs(持続可能な開発目標)の17の目標全てを含み、市民の環境意識向上の見地から最重要なイベントです。

 

本当にこれで良いのだろうか。