NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今、食品スーパーの野菜売り場を覗くと、品不足で困っている様子は無いようだ。
水やり設備が完備している温室栽培が、野菜の安定供給を支えているようです。
露地物野菜は、この夏7月の日照りには往生したようです。用水路の水をポンプで汲み上げて放水をするやり方では限界があります。
耕作放棄地を活用して有機大豆栽培をしている東光寺の「園田農園」さんも、日照りで失敗し2度目の種まきをしたと聞きました。
しまだ環境ひろばの「中溝町コミュニティ農園」は、用水路からの水の引き込みがあるので、高温と日照りの中で小まめな水やりを励行したお蔭で、大豆・さつまいも・里芋・生姜・かぼちゃ・スイカ等々みんな元気で育っています。
ただ残念ながら、スイカの芯が熟れすぎて、芯を切り除いて自家用として食べました。
一方しまだ環境ひろばが維持管理をして一般市民に貸出ている「御仮屋市民農園」では、水道から引いた2つのタンクの水は需要が多くていつもカツカツ状態。
夕方には満水状態にしても翌日には空の状態へ、水を切らさないように努めてきました。
中には、ご自身で軽トラに水を満タンしたタンクを積んできて、放水をしている市民も見受けました。
暑さに人間の方が負けて、畑で育った野菜を枯らしてしまった市民もちらほら見受けました。
今年度は、市内に在住している主婦の皆さんで「循環型手づくり味噌の会」を結成し、御仮屋市民農園で無農薬大豆を栽培し、手づくり味噌に加工する企画が進み、7月2日を皮切りに、種まき・苗の移植・草取り・施肥・土寄せ作業を終了し、今日に至っています。
この間の水やり作業は、しまだ環境ひろばの会員の筆者とSさんが交互に協力してつなぎ、元気に育っています。
各作業には、お父さん・お母さん・子供たち、都合10家族が集まり、水分を充分取りながら猛暑の中を頑張りました。
自分で作る喜びを味合い、地産地消により地球温暖化防止に貢献し、引いては農家の苦労を知ることを目的としました。
農園に集まる都度、筆者から児童たちに目的を伝えています。
11月には収穫、翌年1月には待望の「手づくり味噌の体験会」が待っています。
今夏の猛暑には本当に苦労しましたが、どうやら乗り切りました。
楽しみが待っています。がんばろ~!