9月の平均気温が125年間で最高!の報を聞いて

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

10月2日、気象庁9月の全国の平均気温が、統計を取り始めた1898年(125年前)以来で最も高かったと発表しました。

 

7~9月、3ケ月連続で高温の記録を更新、台風の発生も2個と、1983年(40年前)と並んで最も少なかったという。

 

各地のプロの農家より、品種にもよるが高温を理由にした不作のニュースが毎日のように報じられています。

 

種を播いても発芽しない、収穫したスイカやカボチャの芯がスカスカ等々。

 

しまだ環境ひろばの中溝市民農園のKさんのスイカも、芯がぐちゃぐちゃでした。

 

御仮屋市民農園「循環型手づくり味噌の会」が植えた「大豆」も花を付けた8月までは順調でしたが、10月に入ってもサヤが太れない。

 

中溝町農園は、大井川用水路からの引き込みが完備し、日照りの時期に冷たい水やりができたお蔭だろうか、9月下旬からサヤが太り始めました。

 

御仮屋市民農園は、水はタンクに溜め置く方式で温水状態になり、已む無くそれを連日掛けたのが原因か。

 

いずれにしても、今年はプロ農家と言えども災難の年だったと思う。

 

円高で燃料や肥料が高騰し野菜の価格も高騰、それに輪をかけて高温による品不足が重なって、更なる値上げが心配される今日この頃ですが、そんな兆候が見えています。

 

地球温暖化地域別の特産マップを変えています。北海道の稲作、亜熱帯植物の孟宗竹の北上など典型的な事例です。

 

今、更に収穫時期も変わろうとしています。秋の風物であった米や果物類の真夏の収穫など。実りの秋が短くなるのではないか、と心配されています。

 

そう言えば、海水温の変化で漁業も大混乱に陥っています。サンマやウナギの漁場がすっかり変わってしまいました。

 

明らかに地球温暖化の影響ですが、ここまで来ても私たちは生活を改めようとしません。

 

日頃のくらしの中には、無駄なこと、勿体ないこと、ちょっとその気になれば節約できることがいっぱいあります。

 

せめて、家庭から出る燃えるごみくらい減らせるのだが!!