NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
昨日(11月14日 火 pm)は、プラザおおるりで開催された「令和5年度島田市社会福祉大会」に参加しました。
しまだ環境ひろばと島田市社会福祉協議会との関わりは、同会が毎年主催をする「ふれあい広場」に模擬店を出店したり、ボランティア活動展示に参加したりしてきました。
嘗ては、障がい者さんをしまだ環境ひろばが維持管理をしている竹林に招き、竹を切ったり竹パンを作ったり福祉活動に協力したこともあります。
また、しまだ環境ひろばの会員のボランティア保険や行事保険は、同会が扱う保険に委ね障害事故発生の折にはお世話になっています。
そんな訳で今年度も福祉大会に招待されましたので、会を代表して第二部のシンポジューム「つながりが島田の支え合い(愛)を広める」を聴講しました。
シンポジュームは、3人のシンポジストとコーディネーターが登場しました。
■ コーディネーター「大手理瑛さん」 *子育てサポート「ちょこっと」を運営
■ シンポジスト「青山朝美さん」 *NPO法人しまだつながり研究所代表
■ シンポジスト「杉本静雄さん」 *大津社会福祉協議会事務局長
■ シンポジスト「松浦篤人さん」 *第一生命保険株式会社島田営業オフィス社員
シンポジストの青山さんからは「はつくら子供食堂」、杉本さんからは「大津買い物支援」、松浦さんからは「地域の居場所支援ー事務所の一部の貸出」を中心とした活動が報告されました。
はつくら子供食堂は、今や支援者(高校生や大人などボランティア)と参加者(子供たちとそのお母さん)がわけ隔たり無く交流し、今や150人を超える大集団に育ち、ふれあいの内容も大きく拡大しているとの報告。
大津買い物支援は、地域アンケートにより地域の困りごと「買い物ができない」を取り上げて支援者と利用者を募集し、今では利用者からは「感謝」、支援者からは利用者の更なる要望に応える検討が始まっているとの報告。
地域の居場所の貸出は、地域への定着と感謝の言葉が寄せられていること、更に活動はこどもの下校時の見守り協力等へ広がっているとの報告。
反面過去の失敗例は、良いことの押し付け・一人よがり・思い違いなど。
最後に、「はつくら子供食堂」からは、3つの期待(➀ 参加者の境目を無くす ➁ 長く続ける ③ 一人でも多く)、「おおつ買い物支援」からは、今のままの姿で続くとは思っていない、組織化が必要かも。「地域の居場所の提供」からは、更なる地域支援策の拡大など今後に向けての抱負が述べられました。
今日のシンポジュームは内容が濃かった。
島田市でも、こうした地域社会福祉に地道に携わる指導者が出て来たことを頼もしく感じました。
しかし指導者の下に、地道な活動をやっている支援者のことはもっと忘れてはならない。
しまだ環境ひろばも基本的に報酬無しのボランティアですが、4ヵ所の市民農園だけでも、共用区域(土手・畦・作業道)の草取り・草刈りに携わっている会員が何人かいる。農園はこんな会員で保たれているのだ。
今日のシンポジュームの発表者の周りにも、いっぱい協力者や支援者がいる。
こういう人達に報いる必要がありいつも考えていますが、どんな方法があるか、悩んでいる今日この頃です。