「奈良路」を散策、今年は紅葉は今一か

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

11月24日(金)~25日(土)の2日間、「奈良路」を歩く機会に恵まれ参加しました。

 

一日目は、京都駅から近鉄線に乗り換えて「八木西口駅」に下車、地元観光ボランティアの案内で今井町の町並み」を散策しました。

 

今井町は、戦国時代に一向宗本願寺の御坊(称念寺)として建設され、自衛力を養い堀を巡らし要塞化した町でした。

 

東西600m、南北310m、周囲に環濠土居を築いた戸数1,100軒、人口約4,000人を擁する財力豊かな町であったという。

 

1575年織田信長に降伏し、その後は自治特権を許され商業都市として変貌を遂げ、現在も今井町の民家の大半が江戸時代以来の伝統様式や街並みを保っています。

 

重要伝統的建物として9つの住宅が保存されていますが、その中の最も顕著な建物「今西家住宅」をつぶさに見学しました。

 

今西家は今井町の西端にあり、年寄りの筆頭を務めていた家(代官のようにお裁きをしていた)で、城郭のような構造(八つ棟造り)で今も大切に保存されています。

 

今井町を後にして、次にJR桜井駅からバスで談山神社に向いました。

 

談山神社は、藤原鎌足中大兄皇子大化改新の相談をした地として知られています。

 

境内の「13重の塔」や周辺の紅葉は見事!、しかし今年のこの時期、色付いた葉っぱは未だ相当に残っているのに、赤と黄色が今一鮮やかでない。

 

真夏の高温や、昼と夜の寒暖差の稀薄さ、秋の短さ等々が影響してか、紅葉は例年ほどではない、と言うのが本音でした。

 

少しがっかりして、宿泊場所の桜井市「ホテル奈良さくらいの郷」に到着し一日目を終えました。

 

2日目の女人荒野室生寺の紅葉に期待して眠りにつきました。