土曜・日曜版の新聞は情報の宝庫だ!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

17年前、会社の定年退職を契機に、それまで購読していた一般新聞全国紙を、日本経済新聞に切り替え今日に至っています。

 

会社勤めの時代には経済新聞を、リタイヤ―したら一般紙が普通ですが筆者の場合は逆でした。

 

さしたる理由はありませんでしたが、これから第二の人生に踏み出す時、どうしたら有意義な人生を送ることができるか、新聞は非常に重要な情報源だと思いました。

 

事件物・イベント中心の一般紙よりも、政治・経済・教養・文化面が充実している経済全国紙の日経を選びました。

 

夕刊や地方紙の併読はしなかったので、地域の情報には乏しかったが、特別困ったことはありませんでした。

 

新聞をどう読み解くかは個人の自由であり、考えや思いを押し付けてくるような新聞は好きになれません。

 

さて、毎朝先ず目を通す記事は勿論「トップ記事」で、次に2頁の「社説」、次いで1頁の少し風刺がかった「春秋」、マーケット欄のコラム記事「大磯/小磯」へと進み、後は見出しで興味をそそる記事を読んで行く。

 

昨日は土曜日、日経の土曜版は政治・経済・社会・教養・文化面等々豪華版だ。

 ■ トップ記事は昨今注目されている「空き家問題」、全国の空き家解消策が民間と連携して進む中で「埼玉県」が3割解消したというニュース。

 ■ 社説は能登の産業や生活の自立を支えよう」、これからは能登は自立の道に入って来た。みんなで支えようとの訴え。

 ■ 「春秋」は、政治倫理審査会に於ける政治家の曖昧答弁を痛烈に風刺。

 ■ 「大磯/小磯」は、株最高値でも縮む日本経済!GDPが4位へ陥落を戒め。

 ■ 土曜日は読書欄で多彩な図書を紹介しています。その中で3つの図書に興味をそそられました。

  ◆ 角川文庫「発酵文化人類学」、味噌・日本酒・醤油が作られるプロセスや歴史を観察していると未来が見えて来るという話。

  ◆ 築地書館「科学の計測」、ものを ”測る”ことは生活の一部として深く根付いている。古い尺貫法を表立って使えないが、本書は測ることの歴史とその功罪を知る好書だと紹介しています。

  ◆ 中央公論新社「明治六大巡幸」、天皇見える存在へと変化している。明治天皇は嘗て数ヶ月に及ぶ地方視察をしていたとの話。

■ 土曜版は、いつもは少ない地方の情報を特集しています。

  ◆ 人口減少や空洞化が進む中、愛知・岐阜・三重・静岡の東海4県でも空き家対策が社会問題となっているとし、各自治体の施策と進捗状況が紹介されている。藤枝市「買い手情報登録システム」有効のようだ。

  ◆ 南伊豆町で、都内でIT企業に所属しながら南伊豆町教育現場でデジタル化に取り組んでいる若手を紹介、これまで配られてもダンボール箱にしまってあったパソコンを取り出し、教師と子供たちの学習のデジタル化に取り組んでいる話。こうした実践的な若手が現場に入って指導すれば教育現場も活気づく。

 

日経新聞土曜版には別冊で「プラス1」が追加、くらしの知恵・からだづくり等々の記事が充実しています。

昨日のプラス1特集は「公園のレンタサイクル」で、全国の優良レンタサイクル公園が紹介されています。

 

土曜・日曜日は情報の宝庫だ!、今日(3月3日)は日曜日、経済ニュースは少ないので殆どが特集記事です。「いざ、山城」、「文人画家 富岡鉄斎」、読みごたえがありそうだ。

 

毎日読み通せば、新聞ほどバランスの良い情報を与えてくれる媒体はない。これからも愛読して行きたい。