日経新聞私見/卓見「時には部下を叱れ」

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

3月、多くの企業で決算、転勤・転任等区切りをつけ、迎える4月は清々しく新年度のスタートを切りたいと準備が進んでいます。

 

企業が飛躍するためには、何と言っても人材づくりですが、最近パワーハラスメントとかブラック企業とか、会社や管理職がやり玉に上げられるケースが多く見られます。

 

3月19日の日経新聞朝刊33頁 私見/卓見欄で、15日に続いて管理職の心得「時には部下を叱れ」を説いています。

 

記事は管理職は部下に対しては常に的確な指示を出し、かつ指導育成しながら部署に課せられた役割を果たさなければならない」と。

 

しかし現在多くの管理職は、パワハラと言われるのが怖くて、部下に対して注意や指導ができていないと嘆いています。

 

業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導については、職場におけるパワハラには該当しない。本来管理職がやるべき仕事そのものだと言っています。

 

仕事の負荷が減り、上司からの注意や指導もなく、この会社にいても成長できないと見切りをつけて退職をする人も少なくないという。

 

時には厳しい指導も必要で、「怒る」と「叱る」を区別すべきだという。

 

「叱る」は指導の域を越えず、例え厳しくてもパワハラにはならない。

 

管理職はここぞと思う時には部下を叱ってほしい。怒る管理職ではなく叱る管理職でこそ、企業の生産性をを上げ、社員の離職防止につながると記事は結んでいます。

 

筆者も、若かった現役時代、鬼軍曹と言われた上司に鍛えられましたが、今の自分はそういう上司がいたからと、記事を読んで懐かしく思い出しています。